(改)JOJIのことみんな知ってくれ!

JOJIを日本に布教するための雑記だったのが、個人的な音楽のことも書きます

Forever の制作秘話について語ったreiくんの最新インタビューを和訳!

reiくんの最新シングルである"Forever"が公開されて、聴いた後にクレジットを見て...KeshiとJojiさんとの共作なの...!と驚いたブログ主です。

どうも、こんばんは。

 

ということで、ちょっと遅くなりましたがその制作秘話についても語っている最新インタビューを和訳しました!どうぞ!

 

https://vman.com/article/rei-brown-is-obsessed-with-using-tissues-instead-of-drums/

(以下和訳)

 

彼の最新シングル”Forever”は、友達とわいわいと楽しくふざけて作ったポップなものが、シリアスなプロジェクトへと変わっていったものである。


Rei BrownがZoomにログオンし、チャットを開始する準備ができていることをコンピューターの機械音が知らせた。これが、最近当たり前のようになったインタビューのやり方である。ホテルの部屋へと我れ先にと急ぎ、アーティストとそのチームに会い、会話をスマホに録画を開始するのに必死になっている時にすすめられるお酒を断らないといけない、ということを何ヶ月もやっていないので、その煩わしさをもう忘れ始めているかもしれない。


こうやってZoomでインタビューするのはおそらく、今までのやり方より楽だろう。

(私のラップトップと彼のスマホを通して)Brownに会った時、彼はドーム型の Airbnbに彼の友人とともに滞在していた。奇しくも大統領選後のお祝いをする誰もが街中で踊ったり騒いでいるタイミングから逃れるように、ニューヨークではないどこかにいた。彼は滞在の目的がそれではないと誓うよ、と言った。


Brownがドーム内で静かにインタビューを受けられる場所を探しているのをブラウザ越しに見ながら、私は明るいブルーに染められた彼の坊主頭を見つめていた。

SoundCloudに楽曲を投稿することがキャリアをスタートさせる方法だった時代、SoundCloudに投稿していた多くのミュージシャンの一人だったBrownは今やLo-fiインターネットのミュージシャンとしてよく知られ、その知名度はどんどん上がっている。


昨日、インタビューの前に、BrownのPR担当者は彼の音楽のインスピレーションの源は建築から来ていることを私に教えてくれた。これは、ミュージシャンとしてはとても珍しいことだと私は思った。

事実、Brownは都市の物理的構造に精通していて、様々な都市に住んでいたのだ。

日本の神戸出身で、その後ボストンのバークリー音楽大学に通うために世界中を横断し、(なぜこう表現するかというと、ジョン・メイヤーがこうしていたから、と彼は言った※注1)最終的に、彼は多くのミュージシャンがそうしてきたように、ニューヨーカーになることを決心したのだ。

 

「建築について、僕たちはそれを建物と捉えているけど、それは僕たちがいるどこにでもある空間と関わる本当の方法なんだよ。」とBrownは言った。「子供の頃を振り返ると、たまたまなんだけど、かなり変わった場所で育ったんだよね。あなたが安藤忠雄に精通しているかどうかはわからないけど、日本の建築家と言えば安藤忠雄かな?」


私は彼にいいえ、と答えた。


「彼は建築の世界、特に日本で本当にとても有名なんだよ。彼のことは知っていたけど、ちゃんと知ったのは正確に言うと大学時代とその後なんだ。彼の仕事を辿っていって古いものを調べてみると、

彼がデザインした建築の多くが僕の家の近所にあったことを知ったんだ。知らず知らずのうちに、彼がデザインした空間を通して僕は育ったんだ。」

 

彼がそれについて説明しだすと、彼の音楽と建築のつながりが形となりはじめた。なぜなら音楽というのは足を踏み入れるのではなく、聞いたり想像したりすることで没入する空間であるからだろうか?

彼の建築以外のインスピレーションの源は、村上春樹作品の描写や、「古い世代の」アーティストである、Flying Lotus、Shlomoや Amon Tobinだという。

 

「バークリーに入ったばかりの頃かな、僕はShlomoの曲を聴いていて、彼がホワイトノイズ(※注2)を使っていることに気づいたんだ。」とBrownは言った。「のちに、彼がテイッシュをこする音をラップトップのマイクに録音していたことを知るんだけど、彼はそのノイズをジャズで用いる、ドラムのブラシと同じように使っていたんだよ。それは全く別の方法で、”そうか、音楽や音楽的である必要はないんだ。全ての音は音楽になりうるんだ。”ってね。伝わるかな?」


そうですね。少なくとも私はそう思います。


「それは僕にとって、何もかもが音楽となりうること、音楽に対して忠実であることは構成要素でしかないこと、様々なテクスチャーを取り入れること(取り入れた時に)で良い音楽になることに気づかせてくれたんだ。」


音楽を作るために通常用いられる、制作方法の罠から抜け出せたことがBrownにとって心地の良いものだったことは明らかであった。しかし、彼がそうしようとした、その考えをどこで選んだのだろうかと思った。バークリーは、幅広い才能のあるアーティストを輩出することで知られているが、実験的かつアンダーグラウンドな手法を用いるアーティストを輩出する土壌にだとは私には思えなかった。


「バークリーにはジャズミュージシャンや、いろんなミュージシャンがいたんだ。授業でJai Paul の曲を弾いていてこれはクレイジーで本当に画期的だと思った時のことなんだけど、そのクラスにいたロックギタリストの生徒は”これは本当に変だな。”と言ったんだ。でも、彼にはただ理解ができなかっただけなんだよ。」とBrownは言う。

「音楽における何かを変だなって思う人が、音楽学校にいることに僕はすごく驚いたんだ。そこにはたくさんの・・・僕は”音楽アスリート(※注3)”って呼んでるんだけど、彼らはとにかくいつも楽器の練習をしていて、素晴らしいテクニックを持っていて、誰にでも柔軟に合わせて演奏できるスキルがある。でも思ったより、音楽に対してオープンマインドじゃないんだ。」


いろんなタイプの人といたい、という彼の願望は、Brownが東海岸 (※バークリーがあるボストン)からニューヨークへと移住した理由の1つでもある。


「僕はバイレイシャル(※注4)として日本で育って、いつも目立っていた。僕が思うにニューヨークはとても多様で目立たない、本当に素敵な場所なんだ。目立ってしまうことは日本で育つ中で、僕がずっと悩まされていたことだから。」


過剰とも言えるほどたくさんのライブ会場があり、どの会場も夜遅くまで音楽と歓声が鳴り響いていてることでよく知られているNYの音楽シーンに、Brownがどのように関わっていったのかということに私は大いに疑問を抱いていた。Brownは地元NYの音楽シーンを主な活動場所とせず、彼がSoundCloudでキャリアを始めたその時からおそらく、断固としてデジタル上でのミュージックカルチャーに関わり続けてきたのだ。

 

「月に一度かな、SoundCloudにどっぷりと入り込むと今も本当にクールな、隠された宝石を見つけることができるんだ。そうやって入り込んで探すことは本当に大事なんだ。」


彼は大きなパーティーやクラブに行くことはほとんど無いという。元々、インターネット上での交流や控えめなことを好む彼のライフスタイルが、最近の隔離期間における環境の順応への手助けになったという。

在宅での音楽制作が本調子になってきてからは彼は音楽活動に復帰し、彼曰くここ数ヶ月は本当に良い期間だったという。 


実際に、彼は11月12日に最新シングルとなる”Forever”をリリースする。そのシングルは、彼の友人でもあり、それぞれがアーティストしてもよく知られている、JojiとKeshiとのコラボレーションである。 

「Jojiと僕は幼馴染みで、僕らは一緒に育ったんだ。”Forever”を最初書き始めた時は、僕たちはただぷらぷらしてただけで、ギターがそこに転がってて、アンプがあって。ただ、なんとなくふざけて作ったポップな曲だったんだけど、そうやって思いつきで作ったものが本当に気に入ってしまったんだよね。」


”Forever”を書き始めた2017年以降、Keshiの参加によってその制作への興味を取り戻すまで、Brownはその楽曲を発表することなく、そのままにしていた。


「僕はホテルの部屋で彼と一緒にいて、そういえばって感じで”Jojiと書き始めた曲があるんだ。ちょっと聴いてみない?”って。Keshiがそれを聴いて、ギターを持って、サビの部分を歌い始めたんだ。自分じゃ無い誰かがその曲を歌っているのを聞いて、本当に曲がいきいきとしているように感じたんだ。それを聴いたことによって、制作に対する熱が再燃したんだ。」


”Forever”は、シングル曲である”Honest”、”Islands”、”Bubble”に続いてリリースされる曲である。Brownが来年の初めに何か、もっと大きなリリースに向けた準備なのではないかと思わせるには十分である。


「僕はアルバムを約束したくはないけど、そうだね、僕はいろんなことに腰を据えていて、それを形にすることにワクワクしているよ。」そう彼は言及した。

「明らかにこのパンデミックや、たくさんのことが音楽制作に対してギアを入れることのきっかけになったよ。こういう言い方が合っているかわからないけど、みんながやろうと思っていたことが今は頭打ちになっている。僕はしばらく音楽制作から離れていたけど、復帰の一年の締めくくりとして”Forever”のリリースとこのミュージックビデオで締めることができてとてもよかったと思っているよ。」


”Forever”は、友達とわいわい楽しくふざけて作ったポップなものが、シリアスなプロジェクトへと変わっていったものである。


ミュージックビデオでは、BrownがDIYのルーツに立ち返って、いくつかのアートハウス系の映画から引用したフィルターを通して、カムコーダーで撮影されている。

ユニークな視点をもつこの新進のミュージシャンがさらなる高みへ行くのは確かで、我々はそれから目を離してはいけない。


注1:ジョン・メイヤーはバークリーを中退後アメリカ各地を転々とし(日本に長期滞在していたこともあり)キャリアを築いていったことから、引用しているのか?

本人がこの表現をジョンメイヤーから用いるのは、前回和訳したインタビューに続いて二度目なのでこの表現が好きなのでしょうか・・・。


注2:ホワイトノイズ

全ての周波数で同じ強度となるノイズである。(Wikipediaより引用)


注3:'music jocks'

音楽バカ、と訳すか悩みましたが、reiくんのキャラにはあわないと勝手にブログ主が思ったので・・・音楽アスリートと訳しました。

jock=体育会系、主にアメリカンフットボールのチームに所属する、花形の運動会系の生徒を少しイジる、ヒエラルキーの上にいる彼らをなじるような意味のスラング

運動ばっかりしている筋肉バカ、みたいなイメージ。ディスってるけどどこか羨ましい、憧れは根底にある、みたいなイメージ。


注4:二つの人種からなること。両親の人種がそれぞれ異なることを指す言葉。

reiくんはバイレイシャルだと自分を表現。

 

(終)

 

インタビューを読んだ後に曲を聴くと味わいマシマシです...!
reiくん、Jojiさん、Keshi...こういうコラボ。こういうコラボだよ...コラボってのはよ!

素晴らしいです。


MVはreiくんディレクション、プロデュース、編集という...才能溢れまくってる。

 

 

 

Nectarリリース後のGQのインタビューとアルバムレビューもろもろ!

アルバムリリース直後のインタビューをずっと和訳せずにいたので、頑張って和訳してみました。

(ちなみにインタビュー公開日は9月26日)

 

今更感もありますが、お手柔らかにお願いします!

(和訳の後はブログ主のおばさんの個人的なアルバムレビューと超絶個人的なExtaravaganzaの感想です・・・興味のない方は読み飛ばしていただけると幸いです・・・!)

https://www.gq-magazine.co.uk/culture/article/joji-nectar-interview

(以下、和訳)

Jojiはいかにして2作目のアルバムであるNectarを作ったか。

 

Jojiは、キャリアの舞台をネット上の動画から、記録破りの音楽へと変えた。 リリースされたばかりの2作目となるアルバムNectarでは、Diplo、Lil Yachty やRei Brownといったアーティストとコラボしている。

 

2018年、日系オーストラリア人のシンガーソングライター、プロデューサー、元YouTubeスターのJoji(本名George Miller)は、アジア生まれのアーティストとして初めてビルボードのR&B /ヒップホップアルバムチャートで1位となった。

バウアーの「ハーレムシェイク」をサウンドトラックとして用いた2013年に流行ったダンスビデオが記憶にあるという人がこのインタビューを読んでいる人の中にいるだろう。また、Filthy FrankやPink Guyといった風刺的なキャラクターで有名となったセンセーショナルな動画の首謀者としての彼をすでによく知っているかもしれない。


28歳の彼は完全に音楽活動に専念することを決意する前、TVFilthyFrankのYouTubeチャンネルにおいて700万人以上のチャンネル登録者を擁していたが、そのYouTubeから音楽へのクリエイティブな転向は予想外なものではなかった。Joji名義では初めてとなるEPであるInTonguesをリリースした1ヶ月後の2017年の12月に正式にYoutubeからの引退を発表する前から、コメディー寄りではあるもののPink Guyとして楽曲を発表し続けていたのである。

そして、lo-fiミュージックなアルバムであるBALLADS 1(美しくも、絶望的なサウンドのリードシングルであり、マルチプラチナムなヒット曲となった「SlowDancing In The Dark」が収録されている)を発表した。それはBillboard Top 200チャートで3位を記録し、Jojiのクリエイティブな、別の側面での成功を確固たるものにしたのだ。


BALLADS 1が彼のコメディのキャリアを棺桶に閉じ込め、開けれないように自ら打ち込んだ釘だったとすれば、Nectarは彼の次の人生の始まりを告げるものとなるだろう。

Diplo、Lil Yachty、ReiBrownなどとのフューチャリングやコラボレーションを含む、全18曲からなるヘラクレス級(凄まじい)の努力によって作成された2作目のアルバムである。


新しい時代の幕開けへのギアアップ(準備)として、注目の彼の新しいアルバムについて、彼のSFへの愛情について、ハッピーエンディングを描くことについて、GQはインタビューを行った。

 

アルバムタイトルのアイデアはどこから来たのですか?

Joji:もともとは僕の冷凍庫で蟻が死んでいるのを見つけたことから来ているんだ。その蟻の件の後、アルバム名をNectarにしようって冗談で言ってて、でも僕はそれにちょっとひねりを加えようとしてたんだ。とどのつまり、どの生命体も何かを追いかけてるってこと。

 

自分の作品で物語を語ることに関して、ミュージシャンとしてあなたを惹きつけるものはなんですか?

Joji:ラブソングを書く時の主なステートメントは、少し暗いテイストを加えて書くことかな。

曲を書くことは、脚本を書いたり、スピーチをしたり、何か学んだことについてプレゼンテーションをしたりするのと何ら変わらないんだよ。“Mr. Hollywood”を例にあげると、誰かが天狗になっているのを見て思うことについて書かれた架空の話だしね。それは、何度も何度も昔から語られてきた古い話のようでもあり、比喩でもあるんだ。

このアルバムは物質主義に対する批評でもあるよ、ある意味ではね。

“Pretty Boy” (Lil Yachtyをフューチャリングに迎えた曲)は、似たようなライフスタイルを送ることを良いとする人たちをからかう曲だよ。


セレブのライフスタイルに興味を持ったことは一度もないと言っても過言ではない、ということですか?

Joji:他の人が何をしているかとかは気にならないな、そういう派手なことは僕には必要ないかな。

 

Nectarの3つのシングル(「Sanctuary」「Run」「Gimme Love」)の物語にSFの要素を織り込んでいることから、あなたはSFのジャンルが好きなのは明らかですが、何があなたをそこまでに夢中にさせていますか?

Joji:3、4年ごとに、監督の誰かが狂ったSF映画を作り出して、それを僕たちは見て「クッソー、これはイカれてんな〜。」ってなる。その狂ったSFの、異世界のコンセプトを「もし、これがこうなってたら・・・?」って考えたりするのが好きなんだ。今はCGが用いられすぎてて、みんなCGの動きに飛びついて、物語自体に興味を示さないよね。あと、映画が次から次へと公開されるから、その中からとっておきを見つけ出すのが難しくなってる。個人的には、宇宙船が出てくる正統派のSF映画の中では「サイン」がどれよりも良いと思うんだ。だって、最後の最後までエイリアンが出てこないんだよ。こういう「クッソー、イカれてるな〜」って思えるような映画がもっとあればいいなって思うよ。

※「サイン」2002年公開のM・ナイト・シャマラン監督作

出演はメル・ギブソンとみんな大好きホアキン・フェニックス

(ブログ主のおばさんは当時見ましたが内容がほとんど記憶にありません・・・最悪!なんなんだよ!詐欺かよ!と当時酷評されてた記憶だけが強く残っています・・・)

 

「Daylight」のMVでは、あなたとDiploはひどく神経質な監督と、あなたが創り出した架空の、年配のボーイズバンドであるPretty Boysと働いていますよね?MVの現場での裏話はありますか?

Joji:リアルの世界でPrettyBoysに実際に会った時は、うわー本物だって興奮したのを覚えているよ。それまでは、リモートのクルーが彼らと撮影をしていて、僕は彼らと会ったことがなかったんだ。実生活で彼らに会うのはシュールで、彼らが振り付けをとてもよく習得していたことに僕は驚いたよ。彼らは完璧にそれをやってのけてて、ただ全てが素晴らしくてプロフェッショナルだったんだ。Pretty Boysの一人の年配の男性がとても丁寧に曲のキーについて僕に聞いてきたんだけど、僕はそのキーがわからなかったんだよね。


あなたの作品においていつも暗いテーマを探求しているようですが、Nectarは今私たちがいる時代を反映させていますか?

Joji:結局のところJojiの曲のアイディアは長年に渡って、よくあるポップソングと同じような内容なんだけど、それにどこか斜に構えた視点を盛り込んでいるよ。

明るくてハッピーなアプローチの曲に「ちょっと変わった」ひねりを加えたり、一方で暗い感じの曲では正直であることについて歌ったりとか、よくあるテーマを変わった視点から見るのはクールだからね。それはそうと、僕たちが生きている音楽と時代は、互いに独立しつつも互いを支え合っていると思うよ。


2017年にあなたはあなたの音楽について「僕はただ、人を悲しくて、いやらしい気持ちにさせたいんだ」と言っていましたよね。 2020年の音楽における目標は何ですか?

Joji:「悲しくて、いやらしい感じ」っていうのはその制作に集中していた時に、ただ気軽に、ふざけて引き合いに出しただけだと思うんだよね。たぶん、古いクリスマスソングを趣味のためにサンプリングしようとしていた時、そのクリスマスソングは悲しい気持ちさせようと意図して作られたものじゃないのにそれを聴いた人はホリデーシーズンに孤独を感じる、みたいなことに言及しているんだと思う。2020年は、質が高くて、人を楽しませられる音楽を提供したいと思うよ。

申し訳ないけど、これ以上深いことは何も思いつかないかな。

※「人を悲しくて、いやらしい気持ちにさせたい」というのは、2017年のインタビューでの発言です...!すでに和訳済みなのでよかったらお読みください!

https://sushitrasher.hatenablog.com/entry/2020/05/24/115455

 

(終)


さて、ここからはブログ主のおばさんの個人的なアルバムレビューとオンラインイベントExtrabaganzaのレビューとさせていただきます・・・!


(興味のない方は読み飛ばしてください)

まずNectarレビューから・・・


まず最初聴いた時の感想はこりゃ、Ballads1と産地が違うなと思いました。

品種は一緒だけど産地が違う。言うならば、Ballads1は日本が産地で、Nectarはアメリカが産地みたいな。

Ballads1は独特のじっとりとした湿気(日本独特のジメッとした感じ)を感じたのですが、Nectarからは湿気はあまり感じず、なんか全体的にカラッとした気候を感じました・・・。


Ballads1はsadboi(メンヘラっぽい)とか、lo-fi系、もごもごとした口調で歌われるmumble musicなどと色々と称され、若く、未熟な感じで、全体的に死の匂いが漂っていて、危うく脆い感じの印象でしたが・・・。(その危うさが魅力だったのですが)
Nectarは成熟した大人の男の魅力、色気、貫禄を感じさる内容でこりゃあネクストレベルに行ったな・・・とまだファン歴半年なのにウンウンとなってしまいました・・・。


こうやってアーティストが年を重ねたり、取り巻く環境が変わったり、人間として成熟したりする、変化の過程を音楽を通じて感じられるのはありがたい経験だな・・・と思うわけです。

 

変化をうまく取り入れられるアーティストってなかなかいないじゃないですか・・・。

(ずっと同じテイストで作り続けられるアーティストもすごいですけどね。あとは完全に音楽のジャンル変えてくるアーティストとか、すごいですけどね)

うまく変化を取り入れつつ、自分の音楽性で高いレベルに持っていけるJojiさんってやっぱりすごいです。

あとは一緒に制作しているチームやプロデューサーもJojiさんの音楽性と世間に求められているもののバランス(本人も気をつけているそうですが)をとらせるの、うまいなって思いました。


ただ、Ballads1のどこか手作り感のある、宅録っぽい感じ・・・が大好きなんですけどね。

Nectarはこう、かっちりスタジオで制作された(や、どっちもスタジオアルバムなんだけども)感じの、前作とは違うお金のかかり方も感じますが、その中で昔からのファンのそういう気持ちにも配慮してか16歳の時に作った曲を取り込んだり、フューチャリングに長年の親友で音楽制作のパートナーでもあるreiくんを迎える感じも、バランス感覚バッチリだな、と納得した次第です。

 

個人的なざっくりNectarレビューと豆情報です・・・良ければお付き合いください。

(全曲レビューではないです。ご了承を。)


・Ew

おえ、うわ、げっ、という意味。ewwやewwwのように書くことが多いんですが、トラックリスト見た時に、一曲目のタイトルコレ・・・?と驚きました。

ちなみにこの曲はGimme Loveも手がけたBekonとThe Dountsプロデュース。

BTSのNamjoonがお気に入りの曲としてあげて、話題にもなりましたね。


“I can’t believe that I’m not enough“

君にふさわしくないなんて信じられないんだ

“Not enough”

ふさわしくないなんて


未練タラタラな歌詞書かせたらピカイチですね。

結構この歌詞、ひどいクズ男だな〜って思うのは私だけでしょうか・・・クズっぽいテイストを歌詞に織り込ませるのうまいよね。


・MODUS

Sorry, you can see it in my retina

retinaって歌う時のしゃくりっていうんですかね?ここ、すごく好きです。


MODUSの意味を調べてみましたが、「異なる意見や信念を持つ人々、またはあるグループが一緒に仕事をしたり、一緒に暮らしたりできるようにする取り決め、生活様式」を意味するラテン語の「ModusVivendi」からきているのではという説が有力です。ネットでの考察によると、Jojiをポップスターに育て上げようとする音楽業界のプレッシャーや、音楽のキャリアのピークや、それを取り巻くエンタメ業界について歌っているのでは・・・歌詞、結構エグいな、と私は思いました。


・Tick Tock

はい、きました。

16歳の時に作ったという本曲。

Oh~Ah~の部分、NellyのDilemmaをサンプリングしてるんですよね。

言われるまで気づかなかったです。Nellyvilleは人生で3本の指に入るくらい聴いたアルバムでDilemmaは大好きな曲なのに気づきませんでした。

悔しいです!

サンプリングの元ネタ、貼っておきます。そっちも聴いてください。


・Daylight

個人的には思い入れの強すぎる曲・・・Diplo兄さんとJojiさんのコラボを夢見ていた私は、このコラボが発表された時に泣き、また曲が公開された時も聴きながら泣きました。

最近、19歳のTikTokスターを家に住まわせていることが判明し、アメリカで炎上しまくっているDiplo兄さん、もとい最近はペド兄さんとの共作。

Daylightの前の曲が奇しくもTick Tock・・・皮肉ですね。

まあペド兄さん、しっかり仕事してくれてるんです。ファンからはNectarにはこの曲いらん!とか散々言われてますが、めちゃくちゃJojiさんの良いところを引き出しまくってる名曲だと思うんですよね。恋愛における無力感とか、どうにもできないやるせない感じを歌ってる歌詞もいいんですよね。ほんといい曲です。あとお金かかりまくってそうな、ド派手なMVも最高です。


・Upgrade

MVがかわいいので貼っておきますね。ドーナッツをCAさん役の女性から受け取る時に小さくお辞儀する、Jojiさん演じるDr.Wallaceの礼儀正しい感じ、推せます。

見た後に絶対ドーナツ食べたくなります。

 

・Gimme Love

ブログ主のおばさんがJojiさんにハマったきっかけとなった曲。Jojiさんをちゃんと認識した曲でもあるので、このアルバム収録曲で一番思い入れが強いです。

プロデューサーのBekonがGimme Loveについて語っているインタビューによると、前半のアップビートな部分はJojiさんが作成し、後半のスローで荘厳な部分はThe DonutsとBekonが作成したとのこと。

 

(このインタビュー動画の最後でJojiさんとBrianとショーンちゃんが、The Officeのキャラだったら誰かなっていうことについて談笑しているシーンがちらっと映ってます。)


・High Hopes

Omar Apolloを迎えた本曲、個人的にOmarのファンなので夢コラボ・・・と思ったのですが、

ちょっとお互いの良さを引き出せてないな・・・と個人的に思ってしまいました。

ごめんなさい。

Jojiさんのアルバムレビューなのに、

失礼も百も承知ですがこっちのコラボの方が私は好きなので貼らせて下さい。

Omar、Dominic Fike、KENNY BEATSこの3者混ぜておけば間違いないっすね。


・NITROUS

CAN’T GET OVER YOUでのコラボでお馴染みのClams Casinoがプロデュース。

ということで、初々しい、ローバジェットで作られてるんだろうな〜っていう、

今となっては懐かしい気もするMV貼っておきますね。


・Pretty Boy

当初、”NOT SONG”との説明付きでYouTubeにアップされた本曲。こりゃリリースされることはないな、とかファンの間で様々な憶測を呼んだにも関わらず、アルバムに入ってて、なんでやね〜んって新喜劇ばりにずっこけました。私からは以上です。

 

・Normal People

reiくんを迎えた、ファン感涙の本曲。

友情、お互いのキャリアの成熟度、すべてのバランスとタイミングががっちり合った素晴らしい曲ですね。涙なしに聴けません。

頼むからMV作って。reiくんとJojiさんの共演見たいよ〜。


・Mr.Hollywood

ハイッ、来ました。KENNY BEATSプロデュース。Jojiさん、KENNY BEATSのThe Cave(このエピソードにゲストで呼ばれてコラボしていないアーティストいないんじゃなかろうか。コレ呼ばれたらコラボかプロデュースある、と言っても過言ではない)に呼ばれてフリースタイルやってたんで、まあアルバムでKENNY BEATS絡んでくるだろうなと思ってたんですが、こんな良い曲・・・。

KENNY BEATS、最近ヒップホップだけじゃなくてこういうオルタナで、メロウな、エモい曲プロデュースさせたらピカイチじゃない?最高です。(Dominic FikeのFloridaもKENNY BEATSプロデュース。コレもまじで良い仕事してる。Oh KENNY〜って言わないプロデュース曲、最高です。や、それ以外のプロデュース曲どれも最高だけど。)

 

とりあえず、The Caveのエピソード貼っておきます(これいつか和訳したいです。頑張ります。)


・777

アップテンポな本曲。シンセっぽいサウンドで流行りの感じだな〜と思って調べたら、Rich BrianのDOAと同じプロデューサーでした。

ふむ。納得。

というわけで、BrianのDOA貼っておきますね。聴けば伝わると思う。私の言いたいことが。

 

 

・Reanimator

個人的に一番期待というか、どうなるんだろうってワクワクしていたコラボなんですが、

なんかお互いの良いところ引き出せてないですね・・・食べ合わせが良くない感じ・・・タイプの違う天才を混ざり合わせるのは難しいのでしょうか・・・いや、時期尚早なコラボだったかもしれません・・・。

うん、ごめん。EvesとJojiくんは別々に食べたいです。

 

・Like You Do

この原曲になったのは、Linden Jayというアーティストの”KEEP ME SLEEPING”というインストゥルメンタルの曲。ご本人のInstagramの投稿によると、お気に入りの楽曲でいつか歌をのせたいと思い、この曲に歌詞をのせて歌ってくれるボーカルを探し求めていたそう。何人かの人がアイディアを寄せたもののしっくりこずそのままになっていたところ、様々な人が作成に関わり、歌詞をのせ、「Like You Do」という曲になって、Jojiさんが歌うことになったそう。なんという・・・いろんな人の思いをのせた曲ですね・・・。

原曲を書いたLinden曰く、「誰かのゴミは誰かの宝物になるかもしれない」とのこと。

ご本人はゴミと謙遜されてますが、素晴らしい楽曲に、素晴らしい歌詞が加わり、素晴らしいJojiさんの歌声で歌われて・・・制作秘話を聞くと涙なしに聴けません。

原曲のリンク貼っておきます。必聴です。


・Your Man

アルバムの最後の曲にも関わらず、何かの始まりを感じさせるような曲・・・とファンの間では話題になりましたが、それ以上にカミラ・カベロのお気に入り曲として話題になりまくった本曲。

カミラ・カベロきっかけで日本語でもネットニュースになるっていう、カミラ・カベロ人気すごいな。

ちな、JojiさんはHopscotchで”bitch, I am Shawn Mendes”とカミラ・カベロのボーイフレンドをいじってますが・・・本人はカミラ・カベロからラブコールをもらったこと、どう思ってるんでしょうか。あと、カミラがHopscotchの歌詞見て、笑ってくれてることを願います。

カミラ、怒らんといてや。

 

"bitch, I am Shawn Mendes"

やっぱり、最高のリリックです。MV貼っておきますね。

 

そして、最後にExtaravaganzaのレビューを少し。


気になった点は以下。

・Attentionのパフォーマンスの衣装がどっからどう見てもピエール瀧ケンタウロス


参考までに瀧も貼っておきますね。

もう。まんまやん。

f:id:SUSHIIJOJI:20201108233934j:image

f:id:SUSHIIJOJI:20201108234009j:image


・Your Manで料理しながらパフォーマンスするのは良いんだけど、曲聴いてたら歌詞にあるはずのない、”where’s the salt”が聴こえてきてしまって、以前のように楽しめない

(海外のファンも同じこと言ってる)

しかも、この時のパフォーマンス、とんかつDJアゲ太郎に見えて仕方ない・・・


 

(これ88公式がRTしてるツイートなのでオッケーとします。)


・Pretty Boyのパフォーマンスに関して、フォロワーさんが「コレどっからどう見ても、メイウェザーVSマクレガーじゃん」って。

なんで、リングの中で歌ってるんだろう?と思ったファンも多いはず・・・というのも、メイウェザーが金の亡者とか呼ばれる前のリングネームが「Pretty Boy」だったことにかけているのでは・・・や、絶対そうじゃん。


Jojiさん格闘技好きなのかな、だとしたら結構マニアックなレベルで好きだよね...。


というわけで世紀の一戦、貼っておきます。

(世紀の一戦の解説は渡嘉敷チャンネルが1番わかりやすいです。気になった人はググってみてください。)




あとは結局のところ、中休み的な感じで流れた気だるい感じのTest Driveが1番肩の力抜けててセクシーだったんですよね。整ってない髭の感じ、愛用のNorth Faceのダウンベストを上裸に直で着てて...ファンはみんなメロメロでしたね。

まじで、お願いだからソフト化して...。

ほんとに素晴らしいショーでした。今までも、これから先もない、唯一無二で、オンラインライブでしかできない素晴らしいショーだったと思うのです。

88risingの偉い人!買うから!ソフト化して!頼むよ!

 

 

そんなこんなで、長々と最後までお付き合いいただいたみなさまありがとうございました!!!


引き続き当ブログとブログ主をよろしくお願い申し上げます(ぺこり)。

【番外編】reiくんの貴重な、最新インタビューを和訳!

今回は番外編というか、ブログ主のおばはんもJojiさんきっかけで知って、どハマりしているreiくんのインタビューを和訳しました。

海外のフォロワーさんからreiくんのことも広めて欲しい!和訳して!とリクエストがあったこともあり、今回はこれにしました!

ちなみに、個人的な話で申し訳ないですがブログ主のおばはんも神戸出身なので、同郷として勝手に親近感が・・・!神戸が生んだスターや!!!


さてどうぞ〜

https://notion.online/firsts-with-rei-brown/


(以下、和訳)


新進気鋭のlo-fi/R&Bアーティストであるrei brownがニューシングルである”Honest”のリリースにあたって、音楽にまつわる初めてのことを語ってくれました。


NYを拠点とする日系アメリカ人のミュージシャンであるrei brownは、素晴らしいニューシングルである”Honest”をリリースしたばかりである。


日本の神戸からボストンの名門であるバークリー音楽大学に通うために拠点を移した後、reiは彼が作るユニークなlo-fi R&Bによって忠実なフォロワーを作り上げてきた。

今なお世界中から豊富な若い才能を生み出しているベッドルームポップ発の新進であるreiは、すでに数千万のストリーム数を獲得している。


reiの新曲である”Honest”では、

もうすでに恋をしていない、あるいはまだ恋に落ちていないことに気づく、という感覚に触れている。


2020年の初めにreiが作曲のために訪れたLAで、Diamond Pistols (Lil Pump, Blackbear, Rich Brian, Lil Xan, Smokepurpp, TMGをプロデュースしている)によってプロデュースされたこの曲は、2年間の休止期間を経たreiの新しい時代の幕開けとなった。


彼の音楽のキャリアは、raybaboonとしてSoundCloudに彼のオリジナル楽曲を発表したことに始まる。

それは、2800万もの再生回数を記録したEPである’raybaboon’(2014年リリース)へとつながった。その後、reiは正式に名義をrei brownへと変え、数多くのプロジェクトを発表し、EPである”Lungs、Lovers”とダブルシングルである“i feel so cold/is it too late? ” 、今年の初めに発表された”Bubble”と”Islands”、そして待望のリリースとなった”Honest”とあわせて8000万以上の再生回数を記録している。


“Honest”のリリースを記念して、rei brownが彼のミュージシャンとしての”初めて”のことについて語ってくれました。

 

彼がミュージシャンになりたいと思った時の話から、彼が初めて演奏したギグの話までー

さあ、行きましょう!


初めて作った曲は?


僕がちゃんと作ったはじめての曲は”lonely”っていう曲なんだ。GarageBandに接続したマイクで全てを録音したんだ。当時は何もかもが僕にとってとても新しくてエキサイティングだったから、どんなギアを用いようが関係なかったんだ。今でも同じように考えることができているのは、僕にとってとても大事なことだと思うよ。

子供はとても純粋に、無邪気に物を作るんだ、それは僕が毎日取り入れようとしていることでもあるよ。


初めて行ったギグは?


ギグとしてカウントされるかわからないけど、中学生の時に学芸祭に行ったんだ。高校生の彼らはニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”を演奏してて、それを見てすごく感動して「僕もこれをやりたい」って、すぐにそう思ったのを今でも覚えてるよ。


初めて手にしたCDは?


僕の姉(sisterとしか記載されていないけど、CDのリリース年から推測するにお姉さんかな?※個人の解釈です)がNew Radicals の ‘Maybe You’ve Been Brainwashed Too’のCDを持っていて、僕はいつも姉にそれをかけてくれって頼んでたんだ。彼女が成長するにつれてそれに興味がなくなって、最終的に僕にそのCDをくれたんだ。90年代を代表するクレイジーでアイコニックなアルバムだよね。僕はこのアルバムのことを忘れては、また聴き直すってことを数年ごとにやってるんだ。


(※この記事読んだ時に、reiくんの前の名義がraybaboonだった理由がわかって、個人的にとてもスッキリしました。Maybe You’ve Been Brainwashed Tooの歌詞にbaboonって出てくるんです。本当にこの曲が彼にとって印象的だったんだな、と。)


ミュージシャンになりたいと、初めて気づいたのはいつですか?


僕はいつも音楽というものに引き込まれているよ。何度か気持ちが離れたことはあるけど、それはいつも僕にとって意味のあることだったと思っているよ。


初めて行ったフェスと、初めてパフォーマンスをしたフェスはなんですか?


僕はまだフェスに行ったことも、フェスでパフォーマンスをしたこともないよ。


正式にリリースした初めての曲はなんですか?

 

“Everything Falls Apart.”


初めて演奏したギグは?


その日は雨が降っていて、僕の前に出演したバンドがすごく押してたんだ。休日だったってこともあって、街には人がほとんど居なかった。僕は予定されていたスケジュールよりも1時間か2時間くらい遅れてパフォーマンスをしたんだけど、その10人も満たない観客はすごく熱狂して、盛り上がってくれたんだ。今すぐにでもまたやりたいくらいだよ。

 

初めて手にした楽器は?


中学生の時にお母さんが僕にエレキギターを買ってくれたんだ。


初めて音楽を諦めたいと思ったことは?


数年前、僕は自分自身に「自分の音楽に、身を捧げられるのものがまだ残っているんだろうか」と自問自答したんだ。自分の音楽を深く掘り下げてそれに身を捧げてきたから、そこには共有できるものがもう残っているかわからなかったんだ。2年間を経て僕はここにいるし、僕の心はたくさんのアイディアとともに走り続けていて、それを形にするのに追いつけないほどなんだ。

おそらく、いつの日か、自分の音楽に身を捧げるものが何も無くなる時が本当に来ると思う。

でも、僕は諦めずに、共に何かを作り出すための新しい方法を探し出すよ。


あなたの曲がどこかで流れているのを初めて聞いたのはいつですか?

例えば、ラジオとか、街中とか、Spotifyのプレイリストとか。


ラジオで初めて自分の曲を聞いたのは、Zane Lowe(※)がBeats 1で前のシングル曲である”Islands”を流してくれた時かな。それは本当に感動的だったんだけど、でもその後に、「よし、仕事に戻るぞ。」ってなったんだ。


※Zane Lowe:イギリスのラジオ局であるBBC Radio 1のカリスマDJ。Zane Loweに取り上げられるとブレイク必須とも言われ、過去にはアデルやエド・シーランのブレイクのきっかけともなったとも言われる人物。のちにAppleに引き抜かれ、Apple MusicのラジオサービスであるBeats 1 を手掛けている。

 


(終)

 


reiくんの貴重なインタビュー。繊細で心優しい人柄が伝わってきますね・・・ブログ主のおばさんとしては、New Radicalsの下りがすごく腑に落ちたというか・・・インタビューって答え合わせなんですよね。すごく良いインタビューだし、これを読んで興味を持ってreiくんの音楽に触れてもらえたらと思うばかりです。


個人的には

Picture Framesという曲が一番好きです。

Nectarリリース後の最新インタビューを和訳!

待ちに待った、焦らされまくった上でのNectarを皆さまは楽しまれましたか?

ブログ主はNectarリリース直前にTENETにどハマりしてしまい、うつつを抜かしておりました...Jojiさんファンとしたことが...反省でございます。

 

ということで、Nectarリリース前日にうっかり公開され、数時間で非公開になりリリース日になにごとも無かったように公開された、いわく付き(担当者やっちゃったのかしら...日本だったら始末書レベルやん...ってブログ主のおばさんは担当者のことを思うと苦しくなっちゃいました...)のインタビューを頑張って和訳しました!

(Nectarを楽しんだり、世界中のファンのみんなと感想を言い合ったり、John David Washingtonにうつつを抜かしていたので爆速和訳とはいきませんでしたが、ベストを尽くしたのでご容赦ください...!そしてお手柔らかに...お願いします。)

 

ではどうぞ〜。

http://officemagazine.net/joji-sheds-his-skin

(以下和訳)


少しでもインターネットカルチャーに足を踏み入れたことがあれば、何らかの形でJojiの世界に触れたことがあるだろう。

彼のバイラルな過去に関係なく、そして現在に至るまで、さらに言えば、28歳のシンガーは彼の生まれ持ったスターの素質を、彼の独特な雰囲気を帯びた歌声で歌われたlo-fiかつR&Bの曲で充填された、音楽というダイナミックで評判高い”武器”に変えたのだ。

“mumble music(*mumble=もにょもにょ、もごもご)”の最高傑作と称される、自己認識によって生まれる”sad boi(*日本でいうメンヘラサブカル男子)”的な曲は、Z世代にとりわけ響く。

そしてそれはJojiを唯一無二の音楽の、スーパースターへと変えたのだ。


本名はGeorge Millerという、日本人とオーストラリアのハーフであるJojiはムービースターのように見える。

どこか地球外生命体のようでもあるそのまなざしと、思わずつられてほほ笑んでしまうようなその笑顔で、彼は人目を引くのだ。先生が可愛がらずにいられない、皆に愛されるクラスの人気者のようであり、GQの表紙を飾るような正真正銘のスターのようでもある。

 

Jojiにとって、このコントラストは彼の存在をとても親しみやすく、また彼を特別なものにしているものの核心であることを証明している。 2018年の大ヒット曲である”Slow Dancing in the Dark”が彼をビルボードのR&Bチャートのトップへと押し上げ、世界中のファンが彼の次の活動がどのようなものになるのかと不思議に思ったのは自然な流れであった。

インターネットのお騒がせスターなのか?

それとも彼はカルチャーセンスの境界をとっぱらった、繊細なこだわりを持った注目のアーティストなのか?


ラッキーなことに、Jojiはこの2つの側面からどちらかを選ぶ必要はなかった。彼の2作目となるアルバムであるNectarは今週の金曜日にリリースされる。

それは、音楽業界での立場を確固たるものとした唯一無二のアーティストである彼の、予測不能で幅広いテイストの作品である。

18曲から構成され、Diplo、Lil Yachty、Omar Apollo、Yves Tumor、BENEEなどのヘビーウェイト級のアーティストを迎えたこのアルバムは、業界で囁かれる「2作目のスランプ」というジンクスを吹き飛ばすものである。

NectarのリリースをもってJojiが正真正銘のスターとして盛大にデビューしたように感じるが、どういうわけか彼はそれを楽々とやってのけているように見えるのだ。

 

あなたの作品はFXアーティストの影響を受けていると聞きました。

(*FXアーティスト:ゲーム上で現実世界のエフェクトや想像上のエフェクトを再現するアーティスト。爆発や魔法のシーンに生じるエフェクトなどを作成しているデザインのアーティスト)

そのアプローチをどのように音楽に取り入れていますか?どのFXデザインがあなたに影響を与えましたか?

Joji:正直言うと、数年前はFXに興味を持ってたけど、今は興味のある分野じゃないんだよね。影響を受けてることに今も感謝しているけど、僕の音楽にはあまり取り入れていないかな。

年をとったらFXに全力投球して、そういう感じのものを作るかもしれないな。


二作目となるアルバムは、ミュージシャンとしてのキャリアの中で決定的なものとなるポテンシャルを秘めています。 Ballads 1の成功をきっかけに、Nectarのレコーディングにおいてはどのように取り組みましたか?

Joji:そういうことはあんまり考えないな。

それぞれのアルバムはそれぞれが別のプロジェクトだから。

僕は1つのプロジェクトを終えたら、次のプロジェクトに取り組んで、それがより大きく、良いプロジェクトになるようにするんだ。

で、そのプロジェクトが終わったら、また次に進むんだよ。


別の方向に進む必要性を感じていますか?

このことについて言うのは少し気が早い気もしますが、先行シングルを聴いた印象では、JojiのテイストをもっとHi-fiな、艶っぽいR&B /ポップにしようとしているように感じるのですが。

Joji:Jojiの音楽ではいつも、求められていることと自分の個人的な好みがどこでバランスを取れるかを考えて、それに従うんだよ。バランスが取れるところがあれば、そこに当てはめるんだ。特定のジャンルを決めて曲を作り始めることは無いね。自分に合っている方法で、みんながJojiのプロジェクトでどうやったら楽しめるかを探しながら曲を作ることに専念しているよ。


ネクターとは何であると言えますか?タイトルはどういう意味ですか?

Joji:簡単に話すと、何匹かのアリが僕の冷凍庫に向かってコンセントから行列を作ってたんだよ。多分、冷蔵庫の中にあるアイスクリームを狙ってたんだよね。彼らは冷凍庫にやっと侵入した後、冷蔵庫から脱出できなかったのか、あるいは脱出する前に凍死したんだと思うんだ。なんでかって言うと、ある日、アリの行列が無くなって、僕が冷凍庫を開けたら、アリの大群がそこで凍死してたんだよ。その凍死したアリを手一杯にすくったとき、それがコーヒーのかすのように見えたのを覚えてるよ。で、そのことが1日くらい頭から離れなかったんだけど、次の日、それをいろんな人に見せたら、「蜜・・・そのためになら、なんだっていとわずにやるのはなぜ?(*蜜=アイスのためなら死をいとわないアリ達のことを指しているとブログ主は解釈しました)」ってみんなが低い声で、何度も何度も言い始めたんだよね。なんていうか、ジョークとして始まったことが、「じゃあ、あなたは、あなたの蜜のためなら何をするか?」っていうアイディアになったんだ。最初の段階では、そういったダークなコンセプトだったものから生まれたっていうのはすごくおかしいよね。


いくつかのミュージックビデオで、宇宙は度々、ミュージックビデオの設定だったり、目的地として用いられていますよね?

例えば、”Run”では、延々と続くリムジンの中をよろめきながら、最終的にそこから脱出するまで、名声というものの華やかさや魅力といったものを避けるように駆け抜け、最後に宇宙船の中でひとり目覚めるという結末ですね。

このビデオについて少し聞かせてくれますか?あと、宇宙があなたにとって何を意味するかについても。

Joji:宇宙っていうのはただ探索するのにちょうど良いアイディアだと思うんだよね。他のテーマとなんら変わらないよ。”Run”のビデオに関しては、いわゆる世界、つまり「地球」における悪夢について描いていると思う。この主人公は実際にはDr.Wallaceっていうんだけど、“Gimme Love”のビデオで、彼は証明書を持ってるんだよね。一瞬だけ写るんだ。画質が悪いから見えづらいけど、それにはDr.Wallaceって書かれてる。僕が思うに、彼はこれ以上無理だ!クソくらえ!って地球から立ち去ったんじゃ無いかな。

彼は何かを知っていたのかもしれないし、彼はただのサイコだったかもしれないし、彼が引き起こしたのかもしれないし、彼は何か解決方法を知っていたのかもしれない。誰にもわからないんだよ。

 

“Run”では、同じ男が終わりなきリムジンの中をただ走り抜けていて、それは悪夢のようだね。人々とその周りは奇妙で終わりがないように見えるし。

その全てが衰えていくものだと知りながら、多くの人が手にしようと努力する馬鹿げたmaterialistic(*直訳すると物質主義ですが、実際にはお金が全てであると考えたり、ブランド物至上主義だったりする人を揶揄するニュアンスの言葉)なライフスタイルについて意義を唱えることを意図してると思うんだ。

こういうものを見た多くの人は、「この星を去りたい」って言うだろうね。一生抜け出すことのできない状況に彼がさらに不安になっている姿を、延々と続くリムジンというシチュエーションに重ねて見ているんだと僕は思う。

ラッキーなことにそれは過去のひどい悪夢で、その男は地球から遠く遠く離れた彼の空っぽの船で目を覚ますんだ。彼はアースバッグに歩いていって、彼の車と思しき写真と彼がかつて好きだったであろう景色の写真を取り出すんだ。で、彼は地球に帰れるか考えて少し弱気になった後に、その写真と鍵をフライトデッキから投げ捨てるんだよ。

たぶん彼はそれを一緒に楽しむ人がいないことを知っているのかもしれないし、人々に理解されないことを彼は知っているのかもしれないし、地球がなくなってしまったのかもしれないし、彼はサイコパスでみんなのことが嫌いなのかもしれないし、もしくは彼は何か治療法を探そうとしているのかもしれないし。ただ1つ、明らかなことは彼は(特に悪夢の後に)二度と帰る必要も、気にする必要もないことに安心していることだね。だってそれは自業自得だからね。

 

ダークな表現を巧みに違う方法で取り入れつつ、どこかコミカルで不条理なさまをあなたは他のビデオで表現しているように見えます。

あなたはタキシードを着たサテュロスに扮したり、ウェディングドレスを着てバイクで砂漠を駆け抜けたり、巨大なマペットのような姿で空っぽのプールに鎖で繋がれたり。

このようなアイディアはどうやって思いつくのですか?

Joji:それに対してクールな回答があれば良いんだけどね。思いついたことをただ書き留めて、それが素晴らしいプロジェクトなるように目的を持って実現させるだけなんだ。

正直に言うと、ミュージックビデオに自らが出演しないといけないのは最悪だね。出演するよりも、口先だけの監督になって見てるだけがいいな。いつか、いつの日かね・・・


どんな音楽を聴いて育ちましたか?

Joji:7〜12歳はたくさんニューメタルを聴いたね。12〜16歳は主にラップミュージック、そして16〜18歳は馬鹿げてるけど(でも重要だった)意識高い系のフェーズだったね。そのときに、少し前の曲を聴き直して、「変わった」感じのサウンドを探し求めてたかな。


最近聴いた曲は何ですか?今に至るまでずっと聴いている音楽はありますか?

Joji:特定の曲や、音楽のタイプってのはないな。他の人のプレイリストをただ漁っているだけなんだよ。大体、何が聴きたいのかさえわからないんだよね。そういう意味では僕はかなり突発的で、いろんなのをミックスするのが好きかな。今、この瞬間も何が聴きたいかなんてわからないよ!


あなたの多くの音楽の根源は、自身の矛盾した要素のはざまから生み出されているように思えるのですが、”No Fun”を例に挙げると、明るくて、キラキラしていて、陽気な感じがするけど、歌詞では(僕は逃げて、逃げて、逃げるんだ、夢なんか無いんだよ・・・死んだも同然さ、直感でわかるんだ、というように)ダークなことを歌ってますよね?こういった矛盾したことに関してあなたはどう考えていますか?

Joji:当時(2018年)僕は若気の至りっていうか、「haha、冗談だよって言いながら、本当は冗談なんかじゃ無いよ。」っていう尖った感じを楽しんでいたんだと思う。そういう思いを抱いている人達に向けた曲だったんじゃないかな。個人的にはいい感じだし、僕の直感もいい感じだよ(Jojiさんのことだからfeel it in my bones=直感の意、に対して本当に、僕の骨は丈夫だよ、ってボケかましてる可能性があるんじゃ無いかって思ってます)ありがとう。

 

あなたは慈善活動のような目標をもうけていると聞いたことがありますが、音楽活動はそれらの取り組みにおける目標をどのようにサポートしていますか?そして、それがどのようなものであるかについて少し聞かせてもらえますか?

Joji:まあ、個人的にはあまり公に語りたくないかな、不誠実だと思われるのは嫌だからね。いつでもどこでも、出来る限り、誰かを助けることは素晴らしいことだと思うよ。


アルバムのリリースをどのように祝う予定ですか?

Joji:一晩中、ずーーーーーーーっと寝続けるね。


あなたの好きなプロデューサーは誰ですか?

Joji:お気に入りのプロデューサーはたくさんるし、そのお気に入りリストを更新したいと思ってるよ。サウンドスケープは常に変化しているからね、誰が一番ピッタリか確かめる時が来たね!


あなたの音楽のキャリアの中で、「よし、これでやっていける」と思った瞬間はありましたか?

Joji:自分の個人的な視点からそのことについて考えるのはあまり好きじゃないんだ。なんでかっていうと自分の希望を持ちたくないんだ。「自分の仕事をしろよ」って考える傾向にあるかな。僕はすごくラッキーなことにここにいることができているし、それを当然のことのように考えてないよ。


Nectarのリリース後、一息ついてプロジェクトを終えたことを楽しみますか?それともすぐに次のプロジェクトに飛び込みますか?

Joji:次のことに飛び込む必要があるからね、でもその合間に時間があれば自然と戯れることをするかな、絶対にね。

(終)

 

続々とMVが公開されてますが、どれも宇宙と関連が感じさせる内容ばかり...Sanctuaryから始まった宇宙を舞台にした世界観、そしてDr.Wallaceの旅路?宇宙への脱出?の物語の続きが気になりますね...!

引き続き、当ブログとブログ主を今後ともどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️

名曲Slow Dancing in the Darkの本人解説をざっくり和訳

待ちに待ったNectarのリリースまであと少し...

Jojiさんの代表曲(現時点で)ともいうべき曲の本人解説を訳さずにはNectarのリリースを迎えられるか!ということで今回はコレ〜〜。

(歌詞の和訳は検索したらたくさんの方がされているので割愛とさせていただきます〜)

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200920124814p:image

全身パープルで登場。

(この短さだと、若干生え際が気になるおばさんです。でも、Jojiさんはカッコいいから大丈夫。うん。ハゲてもセクシーハゲになるから。うん。)

 

しばし、おちゃめなJojiさんとの睨めっこをお楽しみください。

f:id:SUSHIIJOJI:20200920124952p:image

f:id:SUSHIIJOJI:20200920132627j:image

f:id:SUSHIIJOJI:20200920125214j:image

f:id:SUSHIIJOJI:20200920125232j:image

f:id:SUSHIIJOJI:20200920125249j:image

sweater paw (萌え袖) Jojiさん...たまらんち

 

(以下、和訳)

 

なんでアジア人がセリーヌ・ディオンが好きか、っていうとパワフルなバラードだからなんだよね。この曲には(※itはSlow dancing in the darkを指していると解釈)それと同じような感じがあるよ。


ベガスに住んで年老いていく僕は、そんな感じになるかな。

(※セリーヌ・ディオンが好きなアジア人の老人みたいになるってこと?)


他人のバラードを歌ってさ、クソみたいなカラオケをね。

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200920132226p:image

この曲はその場で感じたことを元に少しずつ少しずつ書いていったんだよ。


時々、エンジニアと一緒に曲を作ることもあるけど、それ以外は一人で曲を書いているよ。

ただ座って、自分で曲を書いて、ブースに入って、試してみるんだ。


【Verse 1】

I don't want a friend
I want my life in two

(※ちなみにこの部分について、JojiさんはVerifiedのサイトの歌詞解説の方で

「自分の人生を誰かと共有したかったってことを表現したかったんだと思う。ひとりじゃなくて二人になりたい、自分の人生を二つにしたいんだ。」と語っています。ロマンチック。)

Waiting to get there

Waiting for you


この曲の人物(Jojiさんは度々自分の曲は伝記的ではないと言っていて、歌詞の解説でも自分のことのように言うことはないので、このインタビューでも主にthis personと表現していますね...たまにその設定忘れてますが...)は、もう一人の人物がこの曲で歌われていることの核心をついてくるのをただ待っているんだよね。


I'm done fighting all night


「一晩中喧嘩するのはもうやめにしよう」っていうのは、もう一晩中喧嘩してて、僕はもう気が狂いそうだよ、って感じかな。


When I'm around slow dancing in the dark
Don't follow me, you'll end up in my arms

 

自分を見失っている僕を見つけてもついてこないでくれ、って。

だって君も僕と同じように自分を見失ってしまうからね。


自分が何を求めているのかも、相手もお互いが何を求めているのかわからなければ、ただクソみたいな最後を迎えるだけだからね。


You done made up your mind

I don't need no more signs

Can you?

Can you?


この曲の人物は他の人を選んだのかもしれないし、別の理由とか、ただそれだけではないかもしれないし、わかるかな?

この曲の人物は苦悩の中にいるんだよ。

 

【Chorus】

Give me reasons we should be complete

You should be with him, I can't compete


大抵の男はさ、女の子が知らない男といるのを見たときでさえ、そう言うクソみたいなことを自分自身に対してにぶつぶつ言うじゃん?わかるかな?


だからこれは誰にでも当てはまるんだよね。

アリアナ・グランデとピート・デヴィッドソンがデートしてる写真を見てさ、

「そうだね、彼といるべきだよ、俺は勝てないわ。」みたいなさ。

伝わるかな?


You looked at me like I was someone else,

oh well

Can't you see?

I don't wanna slow dance 
In the dark, dark


これは優しく囁いている感じかな、誰かに呼びかけているんだよ、僕といることで時間を無駄にしないでくれって。


最後の「dark」の部分に差し掛かるときに、ビートを切り取ってるんだけど、観客全体にさ、サウンドの波だけが押し寄せてくるんだよね。


耳を通してもそれを感じて、それがすごく印象的になるんだよ。

 

おそらくみんな、それぞれが抱えている思いをそれに(DARRRRKKKの部分に)乗せて叫んでいて、その思いを僕は助けることはできないけど、みんなが何を思っているんだろうって考えるよ。

 

【Verse 2】
When you gotta run

Just hear my voice in you

Shutting me out you

Doing so great

Yes

(※ここの歌詞、本人はYesって言ってて、動画でもYesと書いてありますが、実際はYouです...)


”just hear my voice in you”って僕が言った後に、おそらく僕のことを拒絶して、君はうまくやるんだろうけど、そこにはまだ選択肢があるんじゃないかって。

 

Used to be the one to hold you when you fall

I don't fuck with your tone
I don't wanna go home


曲のこの時点では、この人物はまだ少しどっちつかずの状態なんだよね、ただ、また混乱してるんだ。


だから彼は「ああ、僕は家に帰りたくないんだよ、帰りたくない」ってね。


Can it be one night?
Can you?
Can you?


僕は自分の歌詞において、性的なことに関してはかなりお堅いタイプなんだよ

(※ほんまかいなっ!どの口が言うてるねん!とおばさんは盛大に突っ込みましたが・・・この曲ではそういう性的な意味合いはないそうです・・・)


家に帰りたくないっていうのが性的な意味合いだとは言えないな。

それはなんかこうもっと、もう一晩か、何か、僕と一緒に時間を過ごしてほしいって感じかな。


そういう性的な意味合いの歌詞を書けるくらい、僕がクールなやつだったらよかったんだけどね。

 

(終)


ちなみにこの動画にはないですが、サイトで


Give me reasons we should be complete
You should be with him, I can't compete

You looked at me like I was someone else, oh well

の部分を「違う人を見ているように僕のことを見ている時の気持ちだね。僕が他の人であってほしかったのか、ただ僕に気づいていなかっただけなのか。そんな感じだね。」と解説してます...!

この解説読んだ後に、

このLIVE動画見るとぐっときちゃいます...泣


DARRRRRKKKKにみんなそれぞれの想いを乗せて叫んでるのかなあ...それを受け止めるJojiさん...

グっときますねえ...

わたしもいつか生でDARRRRRKKKKって叫びたい...泣くわきっと。叫びながら。

 

Jojiさんと愉快な野郎たち

今回も和訳じゃないんかい!

とツッコミが聞こえそうですが、フォロワーさんからJojiさんの周辺のアーティストの関係性を知りたい!というリクエストがあったので、Jojiさん周りの愉快な野郎たちをざっくり(個人的な趣味モロ出し)で紹介していきたいと思います〜。

 

さて。33歳、事務職のおばさん(ブログ主)が作ったスライドのクオリティはさておき...
Jojiさん周りの野郎達を紹介したいと思います〜。

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200913085337p:image

ざっとこんな感じで野郎たちを紹介させていただきます〜

(ブログ作成中にNECTARのトラックリストが発表されたので、内容をちょっと追加しています〜)

 

さてJojiさんを語る上で欠かせない88のマイメン達から〜。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913085521p:image

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200913091951j:image

Rich Brian

説明不要ですね。

Jojiさんの相方?というくらい一時期は2人で活動してましたね...(最近はコラボもなく...ちょっと寂しい)

このブログでも度々、Feast Mansionでのほっこりする2人のやりとりを紹介してきましたが、

今回はJojiさんとのコラボ曲と、個人的に私がおすすめしたいBrianの曲を紹介したいと思います〜。


フューチャリングでおススメなのは

Brianの優しいラップパートとJojiさんの高音が染みる...一曲。


ブログ主のおばさんが個人的にむちゃくちゃ好きな曲はコレ。

(ミュージックビデオも良い)

 

一時期ムーブメントになってた(最近もKEMIOがやってたりしてる)TOKYO DRIFT FREESTYLEに関してはBrianが優勝だと思ってる。(次点で重盛さと美)

 

まあBrianに関しては私が説明するまでもないのでこれくらいで。

またBrianとJojiさんのコラボ曲も見たいし...
Feast Mansionでの2人の絡みがまた見たいよおおお(心の声)

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200913092134j:image

Higher Brothers 

この4人組も説明不要ですね。

中国が生んだスーパーヒップホップグループ。

Jojiさんとは88のマイメンとしてコラボ。

Jojiさんを迎えたNomadicは、

MVでJojiさんがマスクちょっとずらして気怠そうにしてるんですが、それがドンキホーテの駐車場にいる地元のヤンキーになりきれてないヤンキーもどきみたいな感じでツボです。

 

ブログ主のおばさんはHigher Brothersきっかけで88を知ったのでおススメが死ぬほどあるんですが、

コラボ曲の方がヒップホップに馴染みの無い人でも聴きやすいかなーと思うのでこれをおススメさせてもらいます。

悪そうなHigher Brothers の面々と可愛いプムくんの対比がほっこりします。

 

個人的には、最近痩せてイケメン?になっちゃったKnow Know がインスタのストーリーのハイライトに載っけてるモグモグ動画がツボです。

謎のフィルターかけて、ひらすらKnow Knowが美味しそうにモグモグしてるだけなんですが...癒されます。

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200913093855j:image

Keith Ape

88所属の韓国出身のラッパー。

Jojiさんは度々、Keith Apeとコラボしたいと口にしていましたが、いまだにコラボは叶わず...

 

このインタビュー(7:07あたり)では、ビートを送ったり、これどうよ!あれはどうする!とラブコールを送っているのにも関わらずKeithから一向に返事が無いそうです...コラボは起こり得ないのかな...

Keithといえばやっぱりコレ。

KOHHとSQUASH SQUADのLOOTAをフィーチャーしていて日本語パートもあるので、聴きやすいかと。

 

さわりだけですが、LIVEでIt G Maのカバーしてるんですよね。Jojiさん。


f:id:SUSHIIJOJI:20200913095906j:image
Don Krez

フロリダ出身のプロデューサー、DJ

88のライブDJとしてもお馴染み。

Donが楽曲を手掛け、Jojiさんを迎えたBreathについて、

「Jojiの声がすごく素晴らしいからお気に入りの曲なんだ」とのこと。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913100906j:image

Jojiさんの投稿にBEST FRIEND FOREVER ってコメントしたり、Donと写ってる写真のJojiさんがとても笑顔なんでほんとに仲良いんだろうなあってほっこりします。

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200913101055j:image

August 08

シンガー、プロデューサー

88で唯一アジアと縁が無いアーティストで、

過去には「僕は1000%黒人だよ」とツイートし、アジアの血が入っていないことに言及したことも。

じゃあなんで88所属なの?ですが、

コリアタウンにずっと住んでいる、というのがアジアへの縁...?とのこと。

 

Augustはとにかく優しい、動画とかで見るとああ、この人良い人なんだなあってすぐわかるくらいの良い人オーラ。

InstagramのLIVEで、Jojiは俺の大事なBroだよと発言も。Jojiさんとほぼ同世代だけど、お兄ちゃんみたいな感じ。

 

子供の頃の家庭環境があまり恵まれていなかったらしく、父親への思いを込めたという「Father」というアルバムからのこの曲をおススメします。

 

Augustの切なくも優しい声が沁みます。

 

あとは、88全員集合だよ!

って感じのコレですね。(説明不要でしょう。)

Augustのパートの

“Make it make sense, Make it make sense, I-"の部分が好きです。

Jojiさんパートの“Fuck the ru-u-u-ules”の次に。

 

さて、次はJojiさんのキャリアを語る上で欠かせないメンツを。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913103502j:image

f:id:SUSHIIJOJI:20200913103547j:image

Sean Miyashiro 

88の創始者、CEO。

日系アメリカ人と韓国系アメリカ人のハーフ。

88risingはアジアのカルチャーを讃えながら、人々を楽しませるコンテンツを作り出すプラットフォームであり、レーベルとのことですがここ数年の快進撃は見ての通り。

看板アーティストもどんどん売れてるし、ショーン、やり手です。

Jojiさんは88と契約したことをキャリアの転機ではなく、人生の転機と語るほど。

ショーンと出会って88と契約してなかったらJojiさんはどうなっていたんだろう...や、Jojiさんはうまくやってたと思うけど、今の人気は88あってこそですね。

Jojiさんファンとしてショーンに足を向けて寝れませんね。

ちなみにJojiさんの契約秘話ですが、

ショーンがJojiさんをスカウトしたとかではなく、

ショーンが韓国料理屋でご飯を食べていたところにショーンの友達がJojiさんを連れてきて紹介したのがきっかけだと語ってるんですね。

 

その時、Jojiさんをショーンに紹介したと言われているのがJosh Pan。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913104543j:image

ニューヨーク出身のDJ、シンガー、プロデューサー、ソングライターであるJosh Pan。

(元88所属。88の所属アーティストってタレント名鑑がないから曖昧なんだよなあ。)

Pink Guy名義でのアルバム"Pink Season"では、

プロデューサーとして名を連ねてます。

 

個人的なおススメはコレ。

子供の頃、声楽隊にいたということもあってJoshの声ってほんとに美しいんですよねえ。

(MVの映像がちょいグロ?蛇とかダメな人は要注意かな?私はこの曲が好きなんです。すみません...)

短い動画だけどJoshとDJするJojiさん...

Joshとのコラボを私は熱望しています...いつか見たいよお。

Joshのおススメをもういっちょ。

 

Watermelon Sugarのカバー。

わたしは本家より好きです。


そしてJoshの気になるツイート。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913185437j:image

ねえ!Jojiさんとコラボしてええええ。

(こんなに大々的な匂わせはないやろ、と思ってたのでNectarにコラボはないとふんでました。)

 

さて次はこの方。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913110557j:image

Dumbfoundead 

韓国系アメリカ人のラッパー、プロデューサー

(最近は司会業、Eminemプロデュースの映画で俳優デビューしたりと文化人枠って感じ。ちゃんとラップもやってるよーと本人が言っちゃうくらい)

 

アルゼンチンで生まれ、メキシコとアメリカの国境を越えて不法入国した移民であり苦労人。そして、LAのフリースタイルラップシーンのレジェンド。

 

エンタメ業界におけるアジア人の活躍や立場に関しても発言したり活動していて、その点は88との共通点が多く、実際に88の立ち上げ時には毎晩のように韓国焼酎を片手にショーンと88の未来について語り合っていたとのこと。


そして、ショーンにBrianを紹介したのは何を隠そう、Dumbfoundead!!!

当時まだインドネシアにいたBrianの動画をDumbfoundead がショーンに見せたことがRich Brianのデビューのきっかけ。

アジア音楽の夜明けぜよ〜とばかりに尽力したDumbfoundead...
88における坂本龍馬みたいな存在ですね。

 

そんなDumbfoundeadのおススメはこちら。

(個人的に超ファンなんで3つ紹介させてください)

 

韓国語と英語の切り替えが実にシームレスで、ラップスキルの高さを感じさせる一曲。

MVに出てくる女の子が可愛いのもポイント。

 

オスカー見てたら、受賞者ほとんど白人じゃね?と気付き、エンタメ界の白人至上主義をMVで批判したこの曲。

アジア人のエンタメ界における役割について問題提起するために僕はヒールになったって良い、とのこと。男前。

 

 

親友のAnderson Paakとの一曲。

(この曲ではBreezy Lovejoy名義ですが)

Dumbfoundeadのファンすぎて(Jojiさんの次に好き)話が止まらなくなっちゃうんでここらへんでやめておきましょう。


Jojiさんの投稿に

「今でも僕のフェイバリットだよ」とコメントしてる。優しい兄貴分といったところでしょうか。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913190842j:image

そして!NectarにJojiさんとのコラボ曲が収録されていることが発表されたばかりの!!!

f:id:SUSHIIJOJI:20200913113458j:image

Rei Brown
神戸出身、NY在住のアーティスト。

Jojiさんとは子供の頃からの親友でツアーのサポートをしたり、一緒に音楽を作り続けていたパートナーとも言える存在...
コラボ曲は過去にあったのですが...正式リリースはされておらず...Nectarでのコラボ曲はファン念願のコラボですね...!楽しみすぎる。

 

というわけで、

私のおススメを。
まずは、すでにお馴染みのOnce in a whileを。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913114200j:image

子供の頃の2人、可愛いですね...


個人的に大好きなのは

コロナのパンデミックで友達に会えないもどかしさやフラストレーションから生まれたという曲。状況が落ち着いた時に友達に会えることを楽しみにして、会えた時にはその嬉しさを祝福しよう、という素敵な曲です。

(個人的にはマイベストQuarantine Songですね。2020年って大変だったなぁっておばあちゃんになっても昔を懐かしんでこの曲を聴くと思う。名曲です。)

 

さて、意外なのをちょっと置かせてもらいますね。

 

右の黒全身タイツがReiです。

海外のJojiさんファンに、これReiだよって教えてもらってまじでびっくりした...言われるまで全然気付きませんでした。

ほんとに昔からずっと仲良いんだなあ、って2人の友情にほっこりします。

Nectarでのコラボ曲聴いたら泣くわ。

友情って素敵。

 

さてさてここからは番外編だよおおおお〜。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913115907j:image

Jojiさんを語る上で欠かせないのは...

f:id:SUSHIIJOJI:20200913122011j:image
Lil Wayne御大やろ〜

 

A Milliを聞いて衝撃を受けて、

ビートをGarageBandでリクリエイトしたのがJojiさんの音楽活動の始まりというのはあまりにも有名な話。
ファンは必修科目です。

 

 

さて、Nectarからの先行リリースシングルとなった

Daylightで記憶に新しいDiplo兄さん。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913125109j:image

EDMの寵児として有名すぎるDJであり、プロデューサー。

最近はカントリーに傾倒してますね。

 

(ここからはブログ主の個人的な話。Diplo兄さんのファンなんです...長いことファンです)

Jojiさんにハマる前、Jojiさんのインスタの投稿をチェックしてたらDiplo兄さんがよくコメント欄で絡んでて...確か、何かのインスタの投稿に

Diploが「I luv you」みたいなことをコメントしてて

Jojiさんが「👀」って絵文字で返信してたんですよ。

それ見たときは、Jojiさんのことは知ってたけどハマる前で、「この人(Jojiさん)はDiplo兄さんが注目してて唾つけようとしてるアーティストなんやな、次のコラボはこのアーティストなんかなあ」と思ってました。

(Diplo兄さんは気になる才能ある若手や可愛い女の子にはコメント欄で絡みまくる傾向アリ)

 

Jojiさんファンになってからは早くコラボ見たい...と渇望してたので思ったより早く夢コラボが叶っちゃってDaylight聴きながら泣きました。ありがとうDiplo兄さん。

そんなDiplo兄さんのおススメを。

(ファンすぎて選びきれないんだが...)

こっちはDiplo名義

こっちはMajor Lazer名義

 

カントリーもラテンもポップもEDMもなんでもひょいひょいっとやっちゃうDiplo兄さん。天才ですわ。

 

Major Lazer名義ですでにJojiさんと絡んでるんですよねDaylightの前に。

 

そんな天才Diplo兄さんもゾッコンのJojiさん。

さすがだよ。

 

さ、どんどん行きましょう!

個人的にファンということもあり、

ここで紹介したい人物が....
f:id:SUSHIIJOJI:20200913131531j:image

Getterです。

DJ、ラッパー、プロデューサー、コメディアン。

 

Getterは唯一、Pink Guy名義でも、Joji名義でもコラボしている人物。


GetterはもともとEDMシーンで活躍してたDJだったんですが、

「こんな業界(EDM)嫌いだ」

Twitterで呟いたりして、

世間が思うぶっ飛びキャラ(お騒がせ事件もあり。内容的にここでは書けません)とは裏腹にナイーブな面を時折見せてたんですね...
(あれ、なんか誰かさんと重なりますねえ)

 

そして実際にEDMシーンからの引退を表明して、

ラップをやったりプロデュースやったり、最近はコメディアンとしても活躍してます...
(このマルチな才能の感じ...誰かさんと同じ匂いを感じますね。)

 

では、EDM時代の曲をまず。

まじでこの曲好きなんですよね。

MVも可愛い。

 

ラッパーとしてはTerror Reid名義で活動。

(才能ある人はジャンルが違うことをやる時は名義を変えるのかしら)

(最初はスキーマスクで顔隠してやってた)


The Real Brosというコメディで

Bryce役を演じたり。

(現在はシーズン3)

マルチですね〜。誰かさんと通じるものがありますね〜。

 

Jojiさんとのコラボ曲

EDMの要素を残しつつも、Jojiさんの切ない声がぴったりで好きな曲です。

 

わたしはPink Guy時代にGetterと絡んでる曲が大好きなんですが、割愛とさせていただきます。
(別に全然オッケーなんですけど、日本ではNG?アウト?だもんで。タイミング的にも...。)

 

個人的にThe Real Brosが大好きなので昼休みに見て笑ってます。Getter演じるBryceがぶっ飛んでて、理不尽で、でも可愛くて大好きなんです。

(ただのファン。Jojiさんと絡んでることは全く知らなかったけど、結構長いこと好きかも...2017年のUltra Japanで見れてよかったなあ。)

 

さて、Jojiさんの憧れ?とも言える人物を

f:id:SUSHIIJOJI:20200913144811j:image

Benny Blanco

はい来ました。

ヒットメーカーであり、超売れっ子プロデューサー。


Jojiさんはインタビューで

「僕はベニー・ブランコみたいになりたいんだよ。いつもチルってて、セレーナ・ゴメスのポップソングみたいなのをただ作って、それを世の中に送り出してさ、」と褒めてんのディスってんのかわからない言い方してましたが。

Jojiさん憧れのプロデューサーってことで。

Bennyはヒット曲多すぎて、オススメが選びきれないんですが...

ベッタベタのヒット曲置いておきますね。

 

あと、BennyとJojiさんは楽曲で絡んでないものの

Better To Lieという曲のバーチカル版のMVで絡んでます。

ノリノリのJojiさんが見れます。可愛い。

(これバーチカルって言ってるけどYoutubeでバーチカルで見れないっていう)

 

いつになったらBenny BlancoとJojiさんのコラボが実現するの...早く...私の次の夢コラボです。

 

はい。では次〜

Jojiさんが多大なインスピレーションを受けているアーティスト。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913162505j:image

Childish Gambino

(Donald Glover)

もう説明不要ですね。

コメディアン、俳優、プロデューサー、ラッパー、歌手...

まあJojiさんとほぼほぼ同じキャリア構成ですね。

(俳優が足りないだけかな?)

Jojiさんにとってのキャリア形成のロールモデルのような存在なのかな、って思ってます。

 

This Is Americaがあまりにも有名ですが

ブログ主のおばさんのおススメをここに置かせてください。

Jojiさんのテイストが好きならきっと刺さるはず。
時折、ノイズが入る感じとか...。

まじいい曲だ...(おばさんの心の声)

もういっちょ。

JojiさんのGimme Loveを聴いた時に、何故かこの曲を思いだしたんですよね。

私の言いたいことがわかってもらえると嬉しい...

 

さあどんどん行きますよ〜。

(気づいたらとんでもない長編になってきてる...もう少しお付き合いください!)

 

さて、Jojiさんの友人であり

MVのディレクションも手掛けている映像クリエーターであるこちら。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913163803j:image

BRTHRです。

左がAlex Lee

右がKyle Wightman

JojiさんのMVでは"Window"を手掛けてます。

なんとなんとAlexは東京育ちで、

18歳でNYに移住したというバックグラウンドが...

Alex曰く、

東京で育ったことは刺激的な経験で、映像制作に大きな影響を与えているとのこと。

また、BRTHRという名前は

北野武監督のBROTHERからきているんだそう。

 

そんな北野イズムというか日本のヤクザ映画に影響をばちばちに受けてる作品はこちら。

(ブログ主のおばさんはJojiさんにハマる前、来日公演に4万円払うほどのThe Weekndの熱烈なファンだったので、このMVでBRTHRのことを知ってましたがそれ以上調べたことはなかったので、今回ブログ書くにあたって色々調べてて驚き&納得の連続でした。)

 

さてこの作品も。

JojiさんがVHS camera Operatorとしてクレジットに名を連ねています...!

f:id:SUSHIIJOJI:20200913174205j:image

(スクショじゃ見づらかったのでredditより)

f:id:SUSHIIJOJI:20200913174211j:image

(削除済みの過去ツイより)

ほんとにJojiさんの周りは才能ある人ばかりで調べれば調べるほど面白いわ...

そんなBRTHRのAlexとReiがおちゃめなコメントをJojiさんの投稿にしてるのでそのスクショ置いておきますね。

f:id:SUSHIIJOJI:20200913174646j:image

 

さて、番外編も終盤です!

(ここまでお付き合いいただきありがとうございます!)

 

Nectarのトラックリストが発表されたんで

Jojiさんとコラボするこの御三方を...!

まずLil Yatchy

f:id:SUSHIIJOJI:20200913175006j:image

まずはこのMVを入門編としてオススメさせていただきます。

 

こんなザ・ラッパーっていう見た目なのに、酒もタバコもやらない真面目な青年なんですよ...ギャップ...
その真面目っぷりというかピュアピュアっぷりがわかる動画がコチラ。

Jojiさんが

「東京にはそういういかがわしいエリアがあるんだよ...」とYatchyに教えるシーンがあるんですが...
(1分24秒あたり)

「どういう場所?」と聞くYatchyにJojiさんが悪〜い顔で、

ソープランドっていってさ、お風呂屋さんなんだけど、女の人がお風呂に入れてくれて泡まみれにしてくれるんだよ...」

って教えるんですよ...
で、Yatchyがファックするの?って聞くと、そうだよってJojiさんが答えたあとのYatchyの表情に注目です...ピュアピュアかよ!ウケる。

 

話が逸れましたが、そんなピュアピュア真面目なYatchyとJojiさんのPretty Boyが楽しみです。

 

次はOmar Apollo 

f:id:SUSHIIJOJI:20200913180818j:image
メキシコ系アメリカ人のシンガー。

またブログ主のおばさんの個人的な話になって申し訳ないんですが、ブログ主のおばさんの子供の頃の母国語がスペイン語だったということもあり、ラテンルーツのアーティストが大好物なんですね...Omarしかり、Cucoとか。

その中でもこの曲が大好きで...

後にこの曲がJojiさんのQuarantine playlistの中に入っているのを知り、グッときちゃいました。

記事はこちら↓

Joji Brings the 'Antidote' With Rap-Laden Quarantine Playlist | Billboard

Jojiさんはこの曲についてインタビューで

「これが何について歌っている曲かわからないけど、最高だし、この感じが好きなんだよ。」

と語っています。

 

そして最新リリース曲のKamikazeも要チェック。

"Kamikaze"は自分の中にある古い感情に触れて自分の若かった頃に連れ戻してくれる曲、とのこと。

 

2人のコラボ曲はどんなものになるんでしょうか...今からドキドキです。

(Omarがちょっとスペイン語で歌ったりなんかしちゃったらおばさん泣いちゃう。)

 

さて最後に。

今回のNectarのトラックリストの発表で我々の想像の斜め上をついてきたのが、

Yves Tumor

f:id:SUSHIIJOJI:20200913183120j:image
アー写が不気味っていう共通点がJojiさんとなくもない...?

 

Yvesは生年月日非公開。

インタビューもほとんど受けないという謎多き人物。

音楽業界の評価はめちゃくちゃ高くて

グラムロックっぽい要素もあり、サイケとも、エレクトロとも言える...多様な音楽センス...

(難しくて一般人のおばさんには形容し難い)


改めて聴き直して、Jojiさんのこだわり枠というか...多様で実験的な感じ..好きそう...と妙に納得しました。

グラムロック要素が強いのはこちら。

(このMVはコッポラ一族のジア・コッポラがディレクション。なんちゅうこっちゃ。)

 

これはJojiさん好きそう...と聴き直して思った曲

 

このMV見たときにこの人モデルかいな。と思った曲。

MVのテイスト、BLMを予言していたのかと思わせるような内容...(ちなみに2019年2月公開、コメント欄はやっぱり...オフになってます)

 

ミステリアスで予測不能なアーティスト。

Jojiさんとのコラボがどんなことになるのか全く予想がつきません...。

 

このコラボが1番楽しみかもしれない。

 

ということで長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

Nectarの発表まで待ちきれない...ワクワクして待とうと思います!

発表されたトラックリストはこちら〜

 

Georgeさんへのわたしからの恋文です(長文注意)

今回はインタビューの和訳でもなく、Feast Mansionの見どころ紹介でもなく、ただただわたしが思うJojiさんというか、

Jojiさんの中身の人であるGeorgeさんの魅力について語りつくしたいと思います・・・!

 


まず、わたしがJojiさんを知ったきっかけから・・・

(勢いでブログ開設したので、知ったきっかけはかなり端折っていたので、しっかり書かせてください・・・ただ書きたいだけです。)

 


Apple Musicの何かのプレイリストにRunが入っていて、

「あ、これインスタで流れてきた怖いMVのやつだわ」と思って、聞いたのが本当の最初でした。

元々Higher Brothersが好きで、それきっかけで88risingを知ったのでインスタの検索フィードに時々、88関連のアーティストのポストが流れてきてました。

その流れでRunのMVがどんぶらこしてきて見たのですが第一印象は「この人顔色悪いし、疲れてる顔してるな。でも88の推しのアーティストっぽいし、多分アジアにゆかりのあるアーテイストなんだろな。」ぐらいの感想でした。ただ、曲だけを聴くとええ声やん?ってなったので、自分のプレイリストに追加したけど、そんなに頻回には聴いておらずそのままで特に興味も持たなかったし、特に調べもしなかったのが2月(おそらく。リリース直後っぽかったので)の話。

で、Gimme LoveのMVが公開され(なんとなくインスタフォローしていたので公開日にフィードにどんぶらこしてきた)それを見てた時に「おん?」って思ったのです。

その違和感がよくわからなくて、とりあえずMVの監督を調べたんです。(その時はこのMVの監督が過去に見たことのある、何かのMVの監督だったのかな?と思っていた)

で、アーティストとディレクターが監督したMVと知って、もう一回Jojiさんのインスタのフィードを見に行ったんですよ。

で、また「おん?」って違和感を覚えて、なんだろ・・・と思いながらwikiにたどり着いた瞬間、わたしはマジで大声で「what the fuck…」って家で叫んだんです。マジで。

 


これはJojiさんをアーティストと知って興味持って調べたらwikiにたどり着いて驚く、とかYoutube見てたら関連動画で出てきて驚く、とかあるあるだと思うんですが、やっぱり驚きますよね。こう、過去の経歴といえばいいのか、別プロジェクトというべきか・・・Frank時代に関してはね・・・。

 


というのも、わたしの癖の強い友人(アメリカ人、アニメオタク、京都に留学していたので、関西弁を話す、Weeabooそのもの)がFilthy Frankの大ファンで新しい動画がアップロードされる度にリンクを送ってきてたんです。「今回もマジサイコーだよ。なんで日本人はこれ観ないの?」って。わたしはいくつかの動画をすすめられて見たんですが、まったく興味が持てなかったのと、変な日本語教えてるのと、結構キワキワな内容で「まじ無理だわ・・・これすすめるのやめて。」って言っちゃうくらい当時は本当に苦手だったんです。(友達になんでこんなクソみたいなYoutube見てんの?って言ったくらいに。)

それが約5年前(Rat Chefという超問題作がすごく記憶に残っているので2015年のはず)の話。


で、5年の時を経てあの記憶がばああああああって蘇って、その瞬間ギャップ萌えで一瞬でファンになったんです。

第一印象が悪ければ悪いほど、恋に落ちちゃうアレがあるじゃないですか。完全にそれでした。


というわけで、5年の時を経て貪るようにFilthy Frankの動画を見て、この人すげぇ人だわ。なんで当時気づかなかったんだろ、って何かしらの後悔みたいな気持ち・・・自分の先見の明のなさを悔いたのです。

 


ただ、ブログを始めた当初はまだJojiさんのことをよく知らなかったので、彼がFrank時代のことを語りたがらないことや(実際にFrank時代のことを聞こうとしたインタビューを断ったりしている)、過去の自分と今のキャリアの比較をされることを嫌がっていることを知らなかったので、「わーこの人本当にクレイジーだ。狂人だわ。」と思ってたんですが、そうじゃないこともいろいろ知ったので、ちょっと自分が知っている限りのことを思うままに書きたいと思って、今回は和訳ではなく、わたしの個人的な雑文になります。

 


キャリアを読み解くことで、Jojiさんというか、中身の人のGeorgeさんがどういう人物か知ってもらって、誤解されないように(K-popファンによる炎上とかもあったので)したいなと思っています。

 


さて、前置きがとんでもなく長くなりましたが、日本のメディアがJojiさんを取り上げるとしたらなんと取り上げるんでしょうか。

 


「元Youtuber、大阪出身の日本人シンガーソングライター、ラッパー」

 


これは実際に目にしたことがある紹介文ですが、これはあまりにも雑で、リスペクトがないですね。

 


というわけで、そういう雑な扱いを日本のメディアにされたくないし、これからJojiさんを知る人にも、正しくJojiさんというかGeorgeさんを知ってほしい一心で一つ一つ読み解いて行きたいと思います。

(前置きですでに長文ですがお許しを・・・さらに長文続きます。でも、この思い伝われ〜。)

 

 

さて基本情報です。

本名:George Miller

大阪出身の日豪ハーフ。

27歳(多分。諸説あり)

誕生日9月18日(多分。諸説あり)


実はあまりパーソナルな情報がないんです。


大阪出身であることは有名な話ですが、Georgeさん(あえて中身の人として読み解きたいのでGeorgeさんとさせていただきます。)は秘密主義というか、プライベートを明かさない主義なので、日本出身であることはインタビューでよく語っていますが、大阪出身であることはインタビューで自ら語ってるのは見たことがないんです。実は。

(日本の南の方だけど、それについてあまり詳しくは言いたくない、とも語っています。)


誕生日に関しても9月16日説と9月18日説があります。

生まれ年も1992年説と1993年説があります。

(え?歴史上の人物なの?現代のインターネット時代の人の話なの?って感じ。ファンの間でもいろんな議論があるという・・・謎)


あるインタビューでお母様が日本人、お父様がオーストラリア人であることが明かされていますが、自らの口から家族についてだったり、家族構成に関して語られていることはなく、徹底した秘密主義ぶりが見受けられます。


国籍に関して、日本と記載されているものもありますが、本人の口から語られることもなく、日本人という風に紹介するのもどうなんだろう?と思ったりします。

ある意味ではオーストラリア人だと語ったり、僕はアジア人だと語ったり、最近は半分白人だと語ったり、何者でもないと語ったり、エスニシティみたいなものに関してはかなりぼやかしている印象があります。


とにかくパーソナルなことは語らないミステリアスな人、というのもGeorgeさんの魅力だとわたしは思ってます。


ちなみに、今はどれくらい日本語が話せるのかわかりませんが・・・過去の動画を見る限り流暢なまあまあ癖強めのの関西弁を話していたり、

突然スシローとか、と言ったり、痛い痛い・・・と言ったり、デビューパフォーマンスで低くない?低いやろ?と言ったり・・・とたまに話す日本語や関西弁は日本人のファンにはぐっとくるポイントなんじゃないでしょうか・・・。

ちなみに海外のファンも日本語を時々話すところにぐっとくるようで、みんななんとかして日本語を理解しようとしている姿にわたしはぐっときます・・・。


というわけで前菜に日本語を話している動画を何個か置いておきます。


伝説の低くない?低いやろ?のデビューパフォーマンス。


スシローとか、と「僕は犯罪者です。」とBrianに教える回。

 


Frank時代の動画ですが、この人ゴリゴリの関西人じゃん・・・ってなる、関西のお兄ちゃんっぽさが垣間見える動画です。

(Frank時代の動画、Pink Guyとかの音楽的な意味合いを持たせてない動画を紹介することに葛藤があるんですけど・・・これは日本人のファンには刺さる動画なので、葛藤しながらも置いておきます。)

 

うっそぴょーん。
ミステリアスなのに、関西弁を喋るギャップ・・・この絶妙な親近感・・・たまりませんね。

 

さて、ではキャリアの話に。


時系列的には避けて通れない、知らない人もいづれかは知るキャリア。

そして、大きな誤解を生みがちなキャリアに関してです。

(ざっくりと大まかに2つに分けてJoji名義での活動に完全シフトするまでのキャリアを私なりに解説させていただきますね・・・!)


〜Filthy Frank期〜


本人曰く、Youtubeの黎明期に友達と撮ったブレイクダンスの動画や自分で作った音楽をあげるためにYoutubeを始めたそうですが、

その中で作り出したFrankのキャラがウケてしまい、それをやらざるを得なくなったと語っているんですね。


昔のツイッターの発言でも「こんなチープなコメディをやりたかったんじゃないんだよ。間違ったファン層を作ってしまった。」などと語っていたり、過激な動画の影に葛藤が見られたりするんですよね。リアルタイムで見ていたわたしは、ただこの人イカれてんなとしか思っていませんでしたが・・・。

見る人にとっては受け入れがたい内容だったりもするんですが、Georgeさんという人物像をぼんやりと知った後だと不思議と受け入れられるのと(これは完全にファン心理ですが)、よく観ると過激ではあるけど、真意を突いた内容なんですよね。拒絶したり批判したりする人も多くて炎上キャラだった印象があるけど、その一方で熱狂的なファンがいたり、Youtuberとして圧倒的な人気を誇っていたのはわからなくもないんです。ただ、閲覧注意な内容も多いし、ここはかなり難しいところ。

やはり短絡的に考えると、Joji≠Frankとなってしまう人が多いので「過去こんなことしてたのかよ!けしからん!」って批判する人が多いのもわからなくもないし、「こんなクレイジーな人がこんなスイートな曲書くの!?」ってギャップ萌えする人もいるし、これは受け手の問題な気がします。好意があるかないかで雲泥の差。

 


ただ、わたしはJojiさん≠Frankって考えるのは違うかな、と思っているので、Georgeさんという人物の「コメディアン」としてのプロジェクトがFilthy Frankだったと考えています。

 


本人もFrankというキャラを演じていたと語っていますし、同一人物ではありますが切り離して考えていただきたいな、と。

(かくいうわたしも、切り離して考えられてなかったんですがね・・・。)

 


Georgeさんが多大なインスピレーションを受けたというDonald Gloverも、音楽の時はChildish Gambinoって名義変えてるじゃないですか。ね。

(こじつけ・・・ではない。そう考えると腑に落ちませんか?)

 


Frankはコメディアンとしてのプロジェクト、Jojiは音楽のキャリアとしてのプロジェクト。完全に別モノ、ということで。

 


本人が過去と今を結び付けられたくない、と語っていたり、今のキャリアで人に知られたいと語っているのを知って以降、

ファンとしてリスペクトを持っていたいので別モノとして考えるようにしました。

(崇拝ですね。宗教です。カルトです。偶像崇拝まさしくですね。)


なので、Frank時代の動画はひっそりと秘め事のように楽しんでいます。

観る人は自己責任で。JojiさんとFrankを結びつけて批判するのだけはやめてほしい、というのがわたしの願いです。

 

そんな秘め事のように楽しんでいる動画の中でわたしのお気に入りは・・・こっそり聞いてくださいね。

 

あと、日本で馴染みはあまりないですが、Gerogeさんはハーレムシェイクを始めた人、としてむちゃくちゃ有名なんですよね。

アメリカとかでは、Jojiさんのアーティスト紹介文でもハーレムシェイクの人って書かれているものがかなりあるんですが、

それ音楽のキャリアの話じゃないからさ、と思うんです。代表作、ハーレムシェイクじゃないから。

でも、アメリカではいまだにハーレムシェイクの人って思ってる人がかなりいるんですよ。まあそれくらいすごい、ミームムーブメントだったんですけどね・・・。

本人もハーレムシェイクに関して語ることについて飽き飽きしているので、日本で馴染みのあまりないムーブメントでよかったなとつくづく思っています。

 

さて、Youtube時代の話はこれくらいに。

 


というわけで、

〜JojiとPink Guy混在期〜


FrankやPink Guyやその他のキャラを演じる一方でずっとシリアスな音楽への情熱を燃やし続けていたと語っていますが、

その言葉を踏まえて考えるとPink Guyっていうキャラが切なくて愛おしいものに思えてくるんですよね。

Frankというキャラが一人歩きしてしまって音楽ではなくコメディ路線になってしまった中で、

ずっと意味のわからない言葉にならないことを発し続けていたPink Guyにラップさせることで、音楽への活路を見出していたんじゃないかと・・・。切ない。

Pink Guyってラップできるの?みたいな感じで、突然バリバリラップスキル高いラップを披露するPink Guy。

愛おしいんですよね。なんか中身のGeorgeさんの気概を感じるんですよ。俺、チープなコメディだけやってんじゃねえじゃねえからって。

(キャリアの後期になるとその色味が強くなっていくんですよね。)

 

 

これ、最後に「僕ラップできるよ!」って叫ぶんです。今見るとグッとくるんですよね。これが2012年。

 


GeorgeさんはFrankの活動について「特に計画とかはなく、クソみたいなことを試して楽しんでいて、お金稼ぎのためにやっていた。」と語っていますが、

その中で音楽的な意味合いを持たせていたものがPink Guy。とはいえ、水面下でJoji名義のプロジェクトは進行させていたわけで。

Joji名義の活動へシームレスに移行するための、Pink Guyの活動だったのでは?という意見もありますが、インタビューで「ラップをすることでは満たされなかった。」と語っていることもあり、ラップであれ、バラードであれ、どちらにせよ音楽をやりたかったというYoutubeを始めたきっかけの情熱が根底にあるのを感じるんですよね。

そんなPink Guyをおふざけコメディラップ、Joji名義をシリアスな音楽、それぞれを本物とそうじゃない音楽と区別するリスナーへの痛烈な批判を感じるメッセージがPink Guyの曲の中にあるんでここで紹介。

 

(Uh, we want real music)

(We want real music, we want Joji music)

(Huh, huh, huh)

Bro, I didn't even know real and fake music existed

I mean, I think it's like your fault for putting that shit into categories

Like, music is music; if you don't think this is real music that's your fucking problem

Like, who says I can't drop shit while making a culinary funny video at the same time, you know?

Whatever man, it's your boy Pink Guy, Pink Omega; whatever the fuck you wanna call me, I don't give a fuck

Coming at you again, still doing that wacky crazy shit bro, ain't nothing changed, so see you next time

 

(ああ、本当の音楽がいいんだよおお)

(僕たちは本物がいいよ〜Jojiの音楽がいいよ〜)

(ああ〜ああ〜ああ〜)

おい、本物の音楽とフェイクの音楽ってなんなんだか知らねえけどよぉ

つまりさ、そういうクソみたいなカテゴリー分けしてんじゃねーよ

音楽は音楽だって言ってんだよ。てめーがそれを本物の音楽だって思ってないのがクソみてえな、

てめーの問題だって言ってんだよ

俺がふざけた料理のビデオを作ってると同時に曲を書けないなんか誰が言った?あ?わかるか?

どうであれ、Pink Guyだろうと、Pink Omegaだろうと、お前が俺のことをなんて呼んだって、俺はどうでもいいんだよ

お前のところにまた行くから待ってろよな?あ?

イかれたクソみてえな動画を作り続けていようと、何も変わっていなくてもな

じゃあ、またね〜〜〜


Rice Balls より

(和訳に関してはご了承を。ニュアンス難しい。)

 

 

特に2016年〜2017年はJoji名義とPink Guy名義の音楽が同時進行?混在している時期でもあって、(正確には2015年からJoji名義の活動は進められてたけどね)

Youtubeチャネル上では音楽的な意味合いが強い動画の投稿が増えているし、(正式にはリリースされていないけども)Chloe Burbankのプロジェクトが発表されたり(2016年)、Pink Guy名義でPink Seasonが発表されたり(2017年1月)、88risingのチャネルから”I Don’t Wanna Waste My Time”のMVを公開したりと(2017年4月)、よくもこんな同時進行で、異なる音楽作れるな・・・とキャリアを辿ると感心するんです。器用だし、なんでもできる人なんだわ。Georgeさんって。

で、この時期からGoergeさんを追いかけていたファンが本当に羨ましい・・・絶対むちゃくちゃ楽しかったじゃん、ワクワクしたじゃん・・・って思うのです。

 


今からでも遅くないので、この時期のPink Guyの動画とか見ると本当に興味深いので、わたしのおすすめを数本ここに置いておきますね。

 


2013年の動画。

Frankには相変わらず、変な言葉を叫んでいるようにしか聞こえてないんですよね。

でも、Pink Guyがラップしているのは我々には聞こえる。初期のこういうちょっとしたパラレルワールド的設定に中身の人のGeorgeさんの葛藤みたいなものを感じるのはわたしだけでしょうか。

 

2014年の動画。

なんていうか、これは耳馴染みのある感じですね。


2015年の動画。

Pink Omega名義でシリアスな音楽を始める時がきたぞ〜と宣言した曲。


2015年の大晦日に公開された動画。上記で引用したRice Ballsですね。

これもうPink Guyの姿借りているって感じになっていている。(一応、プロデュースがPink Guyってことになってる)

 

私が個人的に一番好きなのはこれ。

2016年12月の動画。

関西弁をサンプリングしたり、途中あああっ〜って叫んでるのが志村けんっぽいっていう意見も多数あり。


そしてこれ。

 

 

YEAH RIGHTの元ネタになった曲なのでは、と言われている曲。

Georgeさんが一度作った曲をチョップして、またそれを繋げてリクリエイトする、みたいなことを言ってたりするので、この曲はそうやってYEAH RIGHTに転生したんでしょうか・・・。

当時これ聴いてて、YEAH RIGHTが発表された時に気づいたファンが羨ましいです。心底。

 


そして、Francis of the Filthの発表をもって、完全にYoutubeのキャリアから退いたのが2017年9月28日。

(ちなみにPink Guy名義のPink Seasonを発表したのが2017年1月)

たった3年でここまで音楽のキャリアを成功させて、88を代表するアーティストになったと言われていることが多いですが、こうやってキャリアを読み解いていくと試行錯誤といろんなチャレンジを経て、探りながらキャリア転向の方法を模索したり、準備を進めていたんだろうなと思うんですよね。

中身の人のGeorgeさんのブレない姿勢、冷静だけど静かな情熱を感じると、この3年間の成功は彼の努力あってこそ、と思うんですよね。

 

やっぱすごい人だわ。

そして、最後のPink Guyとしての動画。

コメント欄に、もうピンクのスーツを使うことないからここまで汚したんだろうな、ってコメントがあったりする。


と言いつつも、ファンの中にはPink GuyというかラップするGeorgeさんが恋しいファンも多く、

最近のインスタストーリーでちょっとWAPのさわりをラップしたのを聴いて、ファンは異常に盛り上がりましたね。

 


そして2017年11月発表のEP In Tounguesをもって、完全にJoji名義での活動に移行するわけですが、その後の活躍は見ての通り。

私が説明するまでもないので、割愛とさせていただきますね。

 


Joji名義の活動に完全にシフトしてからはFrank時代の話とか、Pink Guy時代の話についてはだんだん語らなくなり、

Joji名義での活動で人に記憶されたい、という発言があったり、Frank時代について聞こうとしたインタビューを辞退するなど、

音楽活動への並々ならぬ気合いも感じるし、何よりもこれが本当にGeorgeさんがやりたかったことなのかな、と思うとより一層、

過去のYoutube時代のことを蒸し返して批判したり、こいつこんなにクレイジーだったんだぜ!って好奇の目で見られることに胸が痛くなるんですよね・・・。

 


だからJoji名義とFrank時代は完全に切り離して考えてほしいんですよね。Pink Guy名義は模索していた時期、として捉えてほしいし。

 


なので、もし日本のメディアが取り上げるときはFrank時代に関しては言及しないでほしいと願うし、無駄に心配してます。

や、なんなん自分、Georgeさんのなんやねんって感じですが。や、これがファン心じゃないですか?

 

元Youtuberって書くのもやめてほしいんですよね。

それは別名義だから。

例えばヒカキンが米津玄師になったみたいなキャリア、って何かのブログでGeorgeさんのキャリアを表現してるのを見たこととかあるんですが、これも雑。

や、イメージしやすいかもだけどさ。キャリアを紐解くと全然違うから・・・。

 


こんなキャリアを辿った人は過去にいないからどうしても好奇の目で見られて、過去と今を比較されるのも仕方ないと思うんですが、それはGeorgeさんが望んでいることではないし、今はあくまでもJoji名義での音楽活動をしているわけだから、日本のメディアはちゃんと扱ってくれるんだろうか・・・とNectar発表以降の日本のメディアの取り上げ方を今から無駄に心配しちゃうんです。

本当に心配なんです。

Gerogeさんの過去に何があったかはよくわからないですが、インタビューを見る限り、あまり日本にはいい思い出がないのかな?と思わせる発言があったり・・・もっと日本が嫌になっちゃうんじゃないかって、心配しているファンは多いんです。国内外問わず。

 


Nectarの発表はとても楽しみなんですが、果たして日本での注目度は上がるのかな?とか注目された場合に過去のキャリアを面白おかしく取り上げる人がいて、炎上しちゃわないかなとか、色々考えると不安要素が多いんですよね。

 


なので、正しく理解してもらいたい一心でインタビューを和訳してます。

和訳することにも葛藤はあったりするんですけどね。いろいろと。

 

ただ、わたしの願いは、より多くの人が正しく理解して、Jojiさんも、中身の人であるGeorgeさんも、そのGeorgeさんが演じていたキャラクターも、それぞれをみんな違って、みんな良い、って思ってもらいたいんです。

(みんな違って、みんな良いって金子みすずかな?)

 


さて、最後にGeorgeさんの別の顔、プロデューサーとしての側面も紹介させてもらいますね。

 


直近のインタビューでも、プロデューサーとしての僕を信頼してくれるならアーティストをプロデュースしたいと語っているくらい。

 


そんなGeorgeさんがプロデュースしているのがLil Toe

実際には、Jojiさん名義でのプロデュースですが、こういうところにもJoji名義での自身の音楽活動だけでなく、プロデュース業への熱意を感じますね・・・

 

もういっちょ。

 

プロデュース曲の4ヶ月前にLil ToeにPink Guy名義で絡んでるんですよね・・・あれ?Pink Guyって?まだ続いているの?って驚いた人も少なくないはず。

これが現時点でのPinkのお兄さんの最後の目撃情報です。(ちなみに2018年1月公開の動画です。)

 

 

「みんなは僕がやっていることが音楽だけではないことを知ってるんだ。どんなことでもいいんだよ。彼らは僕が次に何をするかを待ってるだけなんだ。ただ、僕はここにいるだけなんだよ。まだ楽しめるものがある間はね。」

 


と自身も語っているように、

何を次にするかわからないワクワク感、つかみどころのないミステリアスな感じ、知れば知るほど好きになる底知れない魅力がGeorge Millerという人にはあるわけですよ。

 


Joji名義での音楽はできる限り長く続けてほしいし、いつかこの目でその姿を拝みたいし、DARRRRRKKKKって叫びたい。

 


でも、Georgeさんが何を始めようとわたしはずっとファンを続けるし、Twitterを通して交流している世界中のファンも同じことを言っているので、

みんなでGeorge Millerという予測不能なミステリアスな男に思う存分振り回されようじゃありませんか。

 


いつか日本に来てくれることを願いながらね・・・(や、日本に来なくてもアジアの近隣諸国なら行く準備はできてます。)

 


長文失礼しました。

また次回からは、和訳に戻りますね。

 

 

最後にわたしの大好きなJojiさんの写真置いておきますね。

 

f:id:SUSHIIJOJI:20200830093918j:image
f:id:SUSHIIJOJI:20200830093910j:image
f:id:SUSHIIJOJI:20200830093922j:image
f:id:SUSHIIJOJI:20200830093914j:image

f:id:SUSHIIJOJI:20200830094223j:image
f:id:SUSHIIJOJI:20200830094218j:image

 

これ全部同一人物だから。

ほんとに。基本的にイケメンなんですけどね。

たまにおん?っていう写真写りの時があるのも愛おしいんです。